コンセプトは「パン屋のビストロ」
ラ・テールメゾン
ラ・テールが経営する三宿のレストラン「ラ・テールメゾン」が今年9月、「パン屋のビストロ」として生まれ変わりました。
テラス席からは通りがみえる
今から16年前、1998年に三宿に洋菓子店をオープンしたラ・テールは、その後、通りの向かいにパン店を、隣にレストランを開きました。それぞれに有機農産物や国産の旬の材料にこだわる店でしたが、今回のレストランのリニューアルではパリ在住25年の花野敬子さんが監修を務め、各店舗の料理人、菓子職人、パン職人を集結、皆でコラボレートしてメニューをつくり上げています。
花野敬子さん
新しい「ラ・テールメゾン」のコンセプトは「パン屋のビストロ」。
カッティングボードのモチーフがあちこちに。
花野さんは言います。「フランスでは職人が大切にされます。モノづくりをする人を親しみをもって尊敬し、その仕事に皆が協力するのです。ラ・テールも素晴らしい職人集団です。ラ・テールの料理人とパン職人と菓子職人が結集してつくり上げたメニューをお楽しみください」。
パンとケーキの小さな売り場も
そのメニューにはモノとしてのパンではなく、文化としてのパンを提供し、ラ・テールを食のブランドに成長させたい、という想いが込められています。
ブーランジュリー ラ・テールの後藤哲享さん
今や、焼きたてのパンとそれに合う料理を提案するカフェやブラッスリーは少なくありませんが、ラ・テール メゾンにはどのようなメニューがあるでしょうか。
ディナーメニューから私が受けた第一印象は「遊び心」でした。