絶景ポイント「鎌倉十王岩の展望」

「勝上けん展望台」からおよそ5分ほど歩くと、「かながわの景勝50選 鎌倉十王岩の展望」と書かれた石碑が立っている場所があります。
「鎌倉十王岩の展望」の石碑

「鎌倉十王岩の展望」の石碑


石碑がなければ見落としてしまいそうですが、石碑の後ろの大きな岩の上に登ってみると、かなり風化が進んでいますが三体の仏像が彫られています。向かって左から如意輪観音・血盆地蔵・閻魔大王なのだそうです。
三体の仏像が彫られた「十王岩」

三体の仏像が彫られた「十王岩」


その昔、この山に向かって吹き上げる風が反響して、麓の村では不気味な泣き声のようにきこえたことから、地元の人の間では「喚き(わめき)十王」と呼ばれています。

そして、この岩の上からは、素晴らしい景色を楽しむことができます!
十王岩からの眺め

十王岩からの眺め


この場所は、ちょうど、鶴岡八幡宮の裏手にあたることから、海に向かってまっすぐにのびる若宮大路が見え、その向こうには海が広がっています。また、後ろを振り返ると、横浜方面の景色が見えます。

鎌倉アルプスの最高峰 大平山へ

さて、また山道を歩いて行きましょう。東京から電車でわずか1時間ほどの鎌倉に、こんなにも豊かな自然が残っているというのは、意外な感じがするかもしれません。森林浴で、心もカラダもデトックスしちゃいましょう。

途中、覚園寺(かくおんじ)の方へ下りていく道が分かれますが、そのまままっすぐに歩いて行くと、やがて、パッと視界が開ける場所に出ます。
大平山山頂を示す看板

大平山山頂を示す看板


ここが、鎌倉アルプスの最高峰の大平山(おおひらやま)で、標高159.2メートル。鎌倉アルプスの最高峰であると同時に、鎌倉市内で最も標高が高いポイントです。(大平山の山頂の位置については、別の場所とする説もあります)

ただし、すぐ近くまでゴルフコースが迫っていたりして、自然の景観という意味では、あまり良い景色とはいえません。
大平山山頂からの眺め

大平山山頂からの眺め


ちょっと急な岩壁を足下に注意しながら下りていくと、下は広場になっているので、休日は、ここでお弁当を広げる人たちも見かけます。

ここまで来れば、天園の休憩所はもうすぐ。がんばって歩いちゃいましょう。

ハイカーの憩いの場 天園休憩所

天園には、以前は、「天園 峠の茶屋」「天園休憩所」の2つの店がありましたが、「天園 峠の茶屋」は2016年に営業をやめました。
「天園 峠の茶屋」があった場所は、現在、更地になっています(2016年12月11日撮影)

「天園 峠の茶屋」があった場所は、現在、更地になっています(2016年12月11日撮影)

「天園休憩所」

「天園休憩所」


「天園休憩所」では、飲み物と、おにぎりやおでんなどの軽食を食べることができるので、ホッと一息。
天園からの眺望

天園からの眺望


天園休憩所のちょっと先の岩場が絶景ポイント。鎌倉の街と海、そして、冬の晴れた日には、伊豆半島や富士山まで見渡すことができます。

天園の別名「六国峠」は、武蔵、相模、上総、下総、伊豆、駿河の六国が望めたことからその名がつきました。

絶景ポイントの少し先から、獅子舞を経て鎌倉宮へと下りていく分かれ道があります。この道を行くと、鎌倉屈指の紅葉の名所「獅子舞の谷」へ行くことができますが、今回は、まっすぐ瑞泉寺方面へと向かいます。

このように天園ハイキングコースは、分かれ道が多いですが、近年、道標が新しくなり分かりやすくなったので、迷うことなく歩きやすいです。
新しくなった道標

新しくなった道標