鎌倉の魅力がギュッとつまった散歩コース

「鎌倉五山」のお寺をめぐりながら、寄り道をして、プラスαを楽しみましょう。鎌倉の人気観光スポット、おすすめの仏像、鎌倉らしい景色やランチなどを一日で体験できる、鎌倉の魅力がギュッとつまった散歩コースです。

今回の散歩コースの地図 → 鎌倉五山めぐり地図

そもそも、「鎌倉五山」とは?

「鎌倉五山」とは、簡単にいうと、鎌倉の禅宗(臨済宗)寺院の中で、格式の高い5つのお寺のこと。昔は、修行にふさわしい静かな山の上にお寺を建てたので、お寺のことを「山」というのですね。
五山之上 南禅寺(京都)

五山之上 南禅寺(京都)

京都と鎌倉にそれぞれ「五山」があって、その上に、最高寺格の「五山之上(ござんのうえ)」として、京都の南禅寺があります。ちなみに、「鎌倉五山」は、以下の通りです。

第一位・建長寺
第二位・円覚寺
第三位・寿福寺
第四位・浄智寺
第五位・浄妙寺

鎌倉五山 第二位・円覚寺へ

まずは、JR北鎌倉駅のすぐそばにある、鎌倉五山 第二位・円覚寺を拝観します。

北鎌倉駅には、下りホーム側に臨時改札口があり、円覚寺へはこちらからのほうが近いのですが、お寺の正式な参道を歩くために、あえて上りホーム側の正規の改札口を出ます。

改札を出て、まっすぐ進み、県道(鎌倉街道)を左へ。バス停の前を通り過ぎて行くと、県道と円覚寺参道の細道との角に、こんな石塔が立っています。
円覚寺参道と五山塔

円覚寺参道と五山塔

5つの石が積み上がった「鎌倉五山」のお寺であることを示す「五山塔」です。

つまり、このあたりも本来、円覚寺の境内なのです。しかし、写真を見ると分かるように、総門へ向かう参道を電車の線路が横切っています。明治時代、「富国強兵」政策の下、お寺の境内に無理に鉄道を通した結果、このような景観が生まれたのです。

参道を進んで、総門をくぐり、拝観受付をすませましょう。

円覚寺は、二度の元寇(蒙古来襲)の後、執権・北条時宗が、日蒙両軍の兵士の菩提を弔うために建立したお寺。
円覚寺 妙香池の紅葉

円覚寺 妙香池の紅葉

境内はとても広く、特に春の桜と、秋の紅葉が美しいことで知られます。
国宝 舎利殿(円覚寺)

国宝 舎利殿(円覚寺)

円覚寺には、神奈川県で唯一の国宝建築「舎利殿(しゃりでん)」があります。「舎利」とはお釈迦様の骨のことで、鎌倉幕府の三代将軍・実朝が中国から取り寄せたという舎利をおさめています。

舎利殿は、残念ながら普段は非公開。「宝物風入」期間(11月3日の文化の日を含む3日間)と正月三が日のみ一般公開されますので、チャンスがあれば、ぜひ、近くでご覧になってみてください。

円覚寺は、ほかにも見所がたくさんあるので、拝観には最低1時間は確保したいところです。

<DATA>
■円覚寺
住所:鎌倉市山ノ内409
アクセス:JR「北鎌倉駅」徒歩1分
地図 → http://www.engakuji.or.jp/access.html
ホームページ → http://www.engakuji.or.jp/