元全仏チャンピオンであるマイケル・チャン氏との出会い
ビジネスの世界でもコーチの存在がよりこれからの能力・キャリア開発には欠かせないものになるでしょう
もう1点、能力やキャリアを開発する際に重要なことは良きコーチとの出会いでしょう。2014年から元・全仏チャンピオンのマイケル・チャン氏をコーチに迎え入れています。
彼の真骨頂であったどんな球でもリターンするという粘り強さと精神力、体型的に欧米の選手に較べ、見劣りする二人の特性を十二分に生かした練習や戦術の変更は功を奏していると言えましょう。
いつかは越えるべき壁のような人であれば理想的な存在でしょう。指示や命令を一方的に与えるのではなく、対話による合意と納得を信条とするコーチのような存在です。
残念ながら、そのようなコーチ役が社内に存在しなければ、そのような人を外部に求めるか、自分からそのような場を探すかでしょう。若い人は“石の上にも3年”をベースに、どんどんそのような場を求め、30代中盤までに腰を据える場を見出せばよいでしょう。
これからは一つの会社で忠誠を尽くしてもあまり見返りという期待は出来ない現実が待っています。右肩上がりの時代は遥か彼方の時代の産物です。
今回は錦織選手の快進撃からビジョン・目標、そして、コーチの重要性についてお伝えしました。読者の皆さんもセルフチェックされ、この2つの重要性を理解され、即実践に移されることを試してみてはいかがでしょうか。
ご参考記事:
キャリアに影響を与える出会いと環境―3つの教訓