ナス
紺色の実と紫色の花のシックな組み合わせを楽しめるよう、プランターの色を工夫してみるのもおすすめ。
4人家族でしたら、3株程度あれば、毎日のおかずに充分な量を収穫することができます。ミニトマトと同様に、畑で栽培する場合は50cm~80cmくらいの株間をとって植え付けます。プランターで栽培する場合は、幅60cmから80cmのプランターに2株植え付けるのが適当です。
剪定の仕方などに特に細かい決まりはなく、いつも、風通し良く保つために、内側に込み合っている枝は、適度に間引くようにしていくだけでOKです。また、実の色が薄くなってきたら肥料切れの目安なので、追肥をします。
一年中、よく売られているのは、「中長ナス」という種類ですが、「長ナス」や「丸ナス」など、形や味の違う様々な品種があります。普段手に入りにくい珍しい品種を育ててみるのも、家庭菜園の楽しみのひとつです。
トウガラシ
とんがった赤い実は、秋のガーデンのアクセントとして活躍してくれます
ピーマン、シシトウ、トウガラシなども、初心者に育てやすい作物です。ピーマンはトウガラシの一種で、赤や黄色のピーマン「パプリカ」も仲間です。育て方も基本的にほぼ同じ。特に、ガイドがおススメするのは「タカノツメ」などのトウガラシ。トウガラシ自身が、虫が嫌がるにおいを発するので、害虫の心配がなく、手入れもほとんど必要ありません。
トウガラシの香りがアブラムシ除けとして機能してくれるので、季節の草花とうまく組み合わせて、菜園に限らず、花壇の中に植えてみるのも良いでしょう。秋が深まる頃、実がすっかり赤くなるまで待って収穫したら、風通しのよい軒下に吊るし、乾燥させます。こうすると、長い期間使用することができますし、ドライフラワーとして、クリスマスリースなどに使っても素敵です。
この他、キュウリやバジルなども春からはじめる野菜の代表です。バジルやパセリなどのハーブ類は、菜園の片隅や、プランターの端などに、一株ずつ植えつけておくだけで、料理のちょっとしたアクセントとして活躍してくれ、とても便利です。また、春・秋の二回植えつけることができる、ジャガイモ・ブロッコリー・ホウレンソウなども、比較的簡単に育てることができます。