多くの植物が芽吹く春は、家庭菜園を始めるのにも最適な季節です。ガーデンセンターなどでは、一年で最も多くの種類の苗が売られています。特に、ゴールデンウィーク頃になると、遅霜の心配もなくなり、安心して苗を植え付けることができます。

ところで、大抵の作物は、種から育てることもできますが、苗を購入して、苗を植え付ける段階から始めたほうが、手間がかからず、失敗も少なく済みます。そんな、「苗から育てる野菜」のなかで、初心者の方におすすめなのは、ミニトマト・ナス・トウガラシの3種です。

ミニトマト

黄色やオレンジなど、色や形がいろいろあって、品種を選ぶだけでも楽しいミニトマト

黄色やオレンジなど、色や形がいろいろあって、品種を選ぶだけでも楽しいミニトマト

ミニトマトは、家庭菜園初心者に、イチオシの野菜です。なぜなら、「手をかけないほうが良く育つ」といわれているほど、簡単に育てられる野菜だからです。普通の大きさのトマトは、雨に当たると割果しやすい性質があり、雨除けのビニールハウスが必要になることもありますが、ミニトマトは特に必要ありません。

数ある品種の中でも、家庭菜園におすすめなのは、典型的なミニトマトの「ピコ」、洋ナシ型をした果実が特徴的な「レッドペア」、黄色い果実の「イエローアイコ」などです。

植え付け時に元肥をしっかりと施し、日当たりのよい場所で栽培すれば、人の身長以上にグングン生長していきます。4人家族でしたら、1~2株あれば、充分な量の収穫ができます。畑に植え付ける場合は、50cm~80cmくらいの株間をとります。プランター栽培の場合は、幅60cm~80cmのプランターに2株植え付けるようにします(参照:家庭菜園の肥料・土づくり)。

とにかく生育が旺盛で、放っておくと、あっという間に手を付けられないような状態になってしまうこともあります。苗を植え付けたら、まず支柱を立て、生長とともに「芽かき(摘芯)」という作業を行うようにします。芽かきについては、「トマトの育て方」を参考にしてください。