上海/上海のグルメ・レストラン・屋台・カフェ

重慶の伝統を伝えるモダンな火鍋レストラン/上海

上海に数ある火鍋レストランですが、2014年夏にオープンしたこのお店は、重慶から地元の味をそのまま運んできた本格派火鍋店です。そして、味もさながら、台湾人デザイナーを起用し、インテリアにも嗜好をこらしてあります。お洒落な空間でいただくスーパー辛い火鍋、ぜひご賞味ください。

ヒキタ ミワ

執筆者:ヒキタ ミワ

上海ガイド

今や上海のトレンド。スーパー辛い火鍋!

重慶巴倒?火鍋

馬で食事を運んだ文化にオマージュを。馬をモチーフに、四川の伝統を伝えます。


2014年7月28日、夏真っ盛りのこの時期に暑さも吹き飛んでしまいそうなほど辛い重慶火鍋のレストラン「重慶巴倒◎火鍋」(※◎=漢字上部分「湯」下部分「火」)がオープンしました。

重慶といえば、四川。四川料理と言えば“麻辣”。ただ辛いだけではなく、舌がしびれる辛さが特徴です。その辛くてしびれるテイストは超刺激的で、一度はまったら病みつきになること必至!私自身、これを書いているだけで汗もヨダレも出てきてしまいそうなくらいに火鍋にはまっています……(笑)。

重慶巴倒?火鍋

少人数から大人数まで楽しめる空間。辛さにチャレンジ!

さて、かつては辛いものが苦手とされていた上海人ですが、味にも流行があり、ここ数年、上海でも四川料理や湖南料理など辛いテイストが流行しています。そんな中で新しくオープンしたこのレストランですが、このお店をオープンするにあたり、上海人オーナーがこだわったのは、辛くて美味しい本格的な重慶火鍋の味を上海でも再現すること。重慶の山奥まで本物の火鍋を探しに行ったと言います。

味はもちろん、何よりもお店がとってもスタイリッシュなのもこの火鍋店の特徴です。お店全体のデザインを手がけたのは、個性的な家具や陶器が人気の「Brut Cake」ディレクターのNicole Tengさん。モダンな雰囲気の中に、大胆に四川の伝統的要素を加え、空間をおしゃれにまとめ上げました。その中でも一際目を引くのが壁に映し出された影絵です。こちらは単行本の表紙や雑誌の挿絵などで活躍中の上海在住日本人アーティスト福田さかえさんによる作品です。こうした伝統とモダンの組み合わせがこのお店の個性を作り上げているのです。

重慶巴倒?火鍋

辛いもの好きな人にはたまらない!赤スープがメインの2色鍋です。

さてさて、肝心の火鍋ですが、おススメメニューは日本でもにお馴染の白と赤の2色スープの鴛鴦鍋です。通常は陰陽の形に分かれているはずの鍋ですが、さすが重慶火鍋!赤い部分が80%くらいを占めています。

 
重慶巴倒?火鍋

贅沢したい気分になったら、こんな立派な蟹さんをどうぞ!

そして残り20%の白スープですが、少量だからと言って、手は抜いていません。白スープにもいくつか種類があり、その中でも女性にぜひトライしてもらいたいのが、カロリー控えめの「菌○山珍養生 鍋(キノコ類の鍋)」(※○=くさかんむり+姑)やお肌ピカピカの「美容養顏的老媽蹄花鍋(豚足の煮込み鍋)」です。

辛さの合間にぜひ美容活動を!具材にはインドネシアから直送された蟹や貝類などがおススメなのだとか。ちょっと贅沢したいときには魚介類をプラスしてみるのもいいかも。

重慶巴倒?火鍋

プライベート空間が欲しいときには、個室の予約を!10名まで座れます。

お店の広さは300平米、130席とゆったりサイズ。10名が座れる個室もあるので、プライベートパーティーでの利用も可能です。そして、ランチタイムから夜の(朝の?)3時まで開いているので、いろいろなシーンで火鍋を楽しめることができそうです。ランチに、ディナーに、夜食に、飲みの〆に、スパイシーなひと時をどうぞ!




<DATA>
■重慶巴倒◎火鍋(チョンチン・バーダオタン・フオグオ)
住所:長楽路175号
電話:021-6256-9629
営業時間:12:00~翌03:00
アクセス:地下鉄1号線「●西南路」より徒歩3分
※●=侠(ニンベンをオオザトに変える)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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