上海/上海のお土産・ショッピング

個性的なアート雑貨店ブリュット ケーク/上海

「Brut Cake」は台湾出身の二コルさんが作り出すアート作品や雑貨を扱うお店です。陶器やキメの荒い生地を使った生活雑貨など、自然の素材を活かした作品(商品)が個性豊かに飾られています。

ヒキタ ミワ

執筆者:ヒキタ ミワ

上海ガイド

素朴な素材を使った個性溢れるアート雑貨店「Brut Cake」

x

二コルの個性が光る店内インテリア、古い「もの」を、彼女らしく解釈し、新しい「もの」として蘇らせた作品がいっぱい!

「Brut Cake(ブリュット ケーク)」は、2007年に上海に移り住んだ台湾人のニコルさんが、2011年に立ち上げたオリジナル家具、陶器、雑貨のブランド。2012年12月に、上海ではデザイナー達がこぞって集まり、誰もが憧れるお洒落ストリートの安福路に旗艦店をオープンしました。

店名の「Brut」は、Art Brutという言葉からきた“既成の表現法にとらわれず自由に制作した作品”という意味、そして「Cake」は、ニコルさんの作品を手にした人たちが幸せな(甘い)生活を送れますように、とそんな気持ちでつけた名前なのだそう。

x

1つひとつ、手作り、手描きの陶器。実際に使ってもよし、飾っておいてもよし、プレゼントにもぜひ。3個セットで600元

作品(でもあり商品でもある)のメインである陶器は、ニコルさんが上海に来てから始めたばかりなのだとか。 粘土を触るのが楽しく、伝統陶芸としての作品作りというよりも、いつまでもまるで子供が粘土遊びに夢中になるような、そんな無邪気なオリジナル作品を作っていきたい、と彼女。

作品の多くは、旅行中に、映画のワンシーンに、本やカタログや普段の生活のどこかにインスピレーションを感じ、それらをデザインソースとして、表現したものばかり。彼女が好きな「もの」は、ストーリーを感じられる「もの」、特に好きなのは、古い「もの」、なぜなら古い「もの」には歴史があるから。だからこそ彼女は、自らの作品に、みんなから忘れ去られた古い廃材などを用いることが多いのだそう。

 

x

70~80年頃に上海の郊外で織られた「古布」でリメイクしたソファ、ユニークなデザインが支持を受けています。

通常約2週間に1度の頻度で新しいデザインがお店に並ぶのですが、「もの作り意欲」が満々の時には、もっと早いスピードでお目にかかることもできるのだそう。ただ、長い時間をかけて作りあげた作品が、お店においた次の日に売れてしまうこともあり、多くの人の目に触れることなく人手に渡って行くこともあるので、ここは「縁」を信じて!

お茶会(コーヒー会)や展示会などのイベントも不定期に行われるので、ホームページをチェックしてからお店にかけつけてみてくださいね。

※手作りお椀220元~/ソファ4000元~

<DATA>
ブリュット ケーク
住所:安福路232号一楼
TEL:021-5448-8159
営業時間:11:00~19:00
アクセス:地下鉄1・7号線「常熟路」駅より徒歩10分

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます