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小池ミモザ『CLOUD/CROWD』インタビュー!(6ページ目)

世界で活躍する5名の日本人ダンサーにより結成されたジャポン・ダンス・プロジェクト。彼らがこの夏日本で新作『CLOUD/CROWD』を上演、世界トップレベルのステージをみせつけます! ここでは、メンバーのひとり、小池ミモザさんにインタビュー。プロジェクトの発足や創作法、今後の展開についてお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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プロジェクトで一番やり甲斐を感じられる瞬間とは?

小池>いろんな瞬間に感じていますが、やっぱり何もないところからみんなで物をつくっていく喜びは大きいですね。イメージとしては、まず白い紙があって、そこに線を書いて、こうじゃないと消してはまた違う線を書き、線ができたら色をつけて……。最終的に、“こんなモノができたん だ!”っていう驚き。何もなかったのにどうしてここに来たんだろう、どうやって出来たんだろうっていう気持ち。どこからアイデアが出たんだろうと改めて振り返ってみると、こうやって物ができるんだ、不思議だなって強く感じる。

今回はゲストダンサーもいるので、違う形にどんどん動いてる。こんな踊りもあるんだっていうのが見えた瞬間、同じイメージが共有できた瞬間はすごく嬉しいですね。言葉ではなく、目でわかったんだなというのが見える瞬間があって、そんなときすごくやり甲斐を感じます。

それは、カンパニーでの意識ともまた違う。もう人生の半分以上海外にいるので、やっぱり私にとっては日本人と日本語で作業をするのは珍しいことでもあって。外国人のダンサーを連れてくるのではなく、世界中にいる素晴らしい日本人ダンサーが集う、そういう意味でもこのプロジェクトは新しいのではないかと考えています。

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(C) TOKIKO FURUTA


日本では初披露となるジャポン・ダンス・プロジェクト。
今後の展開はどのようなものを考えていますか?

小池>やはり海外に持って行きたいですね。もともとLe Logoscopeのプロジェクトでもあるので、もちろんモナコにも行きたいし、それ以外にも行きたいし、また日本にも戻ってきたい。

5人のメンバーを軸としながら、プロジェクト自体はいろんな形に動いていくと思う。そこに、何らかの枠があるのも面白い。例えば、こういう音楽を使ってください、それなら何ができるだろうとか、今回はこの人数でやってください、じゃあどんなことができるだろうとか……。

ただその枠が固まると、今度は窮屈になって動けなくなってしまうイメージがある。だから、こうなんだって決めつけるよりは、こんな風にもあんな風にも動ける、というように自由でいたい。前に進むには、いろんな動きがないとダメだと思う。動きながらどんどん進んでいきたいし、この先も必ず続けてくつもりです。

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モナコの港にて





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