プティ・シャンジュマン・ドゥ・ピエ
「シャンジュマン・ドゥ・ピエ」 は、両足跳び両足着地のジャンプです。ジャンプの中で一番難易度の低い部類のジャンプです。
したがて、小さいシャンジュマン・ドゥ・ピエです。
右足前の5番から跳ぶ場合、ジャンプの頂点までは足の交差を行いません。頂点から下りて来る過程で足を入れ替えます。
軽いジョギングのようにジャンプして、クイック・ステップをこなせるようにシャンジュマン・ドゥ・ピエを練習してみましょう。交差などは上記のやり方と同じですが、ジャンプをなるべく小さくして行います。ジャンプの時につま先が床から離れないように常に床に触れているようにしましょう。プリエの時にも力を入れず、柔らかく使います。この練習ではジャンプを連続して行い、アクセントを空中ではなく、プリエに置きます。足裏の感覚が鋭くなりますので、速いステップに着いて来られるようになります。
グラン・シャンジュマン・ドゥ・ピエ
グランは 「大きい」 という意味です。プティ・シャンジュマン・ドゥ・ピエとほぼ同じですが、足の交差の仕方が違います。ジャンプの頂点で足を交差します。交差するときの両足の間は、かかと同士が付くぐらいです。あまり離れすぎないように注意します。■ここが 「プティ」 との差
プティ・シャンジュマン・ドゥ・ピエよりも高く跳躍をします。そのためにプリエをより深くし、両かかとで強く床を蹴りながらジャンプをします。ジャンプの頂点に行く前に素早く膝を伸ばして、その形を長く保つように心がけます。
女性向け? それとも男性向け?
プティ・シャンジュマン・ドゥ・ピエは小さな跳躍です。空中のポジションよりも着地のポジションを重要視します。ジャンプのための筋力をさほど使わないので、女性的なジャンプと言えますね。グラン・シャンジュマン・ドゥ・ピエは、とにかく高く跳ぶために、深くプリエするなど、筋肉を酷使するジャンプです。これは男性的ですね。空中で回転するトゥール・アン・レールのためのジャンプと考えて下さい。
女性ならプティ・シャンジュマン・ドゥ・ピエの練習のみで問題無いですね。
男性は大変です…。