日々のニュースを追えば、「仕事に活かせる資格」の最新動向が見えてきます。
毎月、先月発表されたニュースの中から今後の動向が気になるトピックスを厳選してお届け。今回は2014年5、6月分です。

【今回注目したニュースはこれ!】
■あなたの育児経験活かせます!「保育」新資格創設へ
■その数50万人?!介護有資格者に再就職のチャンスを

あなたの育児経験活かせます!「保育」新資格創設へ

4月に掲載した「資格ニュース」でも取り上げた、いわゆる「准保育士」制度創設に向けて、新たな動きがありました。
5月28日、女性の就労促進などを議論している政府の産業競争力会議において、田村憲久厚生労働大臣から、「子育て支援員(仮称)」資格の創設案が提示されたのです。

報道によれば、新資格は全国共通の資格制度として2015年度にも開始予定。
試験ではなく、国の指針に基づいて地方自治体が実施する共通の研修を修了することで「子育て支援員」として認定される仕組みです。
認定されれば、定員19人以下の保育所などで、保育士補助として働けるとか。特に育児経験のある主婦らの受講が期待されるようです。

安倍政権の目玉政策の一つである、女性の社会進出の推進。その一環として急務と言われているのが、膨れ上がる待機児童対策です。
実際には、いくら新しい保育所をつくっても、保育士の人員不足が深刻という現状の中、政府は保育士不足を補うための手段として「准保育士」制度創設の検討をしてきましたが、今回、これがさらに具体的に動き出したということです。

とはいえ、業界団体からは、「准保育士」が広がれば、保育士全体の賃金が下がりかねないとの反対意見も根強いこの制度。今後の行方に注目しましょう。

その数50万人?!介護有資格者に再就職のチャンスを

高齢化が言われて久しい現代社会。介護サービスの充実も益々求められる中、実際には慢性的な人材不足を抱えているのが介護分野です。
そうした現状を受け、厚生労働省は2015年度にも、介護職の人材確保に向けた新制度を導入するとか。

新制度は、介護福祉士などの資格を持ちながら何らかの理由で職場を離れ、今は介護分野で働いていないという人たち向けの「登録」制度となる予定で、例えば、介護福祉士が離職する際に公的な職業機関に届け出をしてもらうことで、再就職をスムースにするというもの。

報道によれば、資格を活用していない有資格者は、介護福祉士だけでも約50万人もいるのだとか。さて新制度は、こうした潜在的な人材確保の一助になるでしょうか。


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