いざ美味いもの探しへ!再オープンを果たしたオールド・マーケットホール
店員さんとの会話も楽しい、マーケットホールでのお買い物。安く気軽にお腹を満たせるテイクアウトメニューも豊富
ストライプ模様が印象的な外観。背後に大聖堂が見えている
青空マーケットの西端と直交するエテラランタ(Eteläranta)通りを少し南下すると、存在感あるストライプ模様の、倉庫のような大きな建物に行き当たります。ここが1889年に営業を開始した、ヘルシンキで最も古いオールド・マーケットホール(Vanha kauppahalli)。マーケットホールは、日本の商店街のような役割を果たしてきた場所で、食材店を中心とした個人商店がずらりと並びます。オールド・マーケットホールはしばらく改修が続いていましたが、2014年に完了して再オープンを果たし、昔ながらの賑わいが戻ってきました。
マーケットホール内の中心に設けられたおしゃれなカフェバー
ホール内に足を踏み入れると、青果店、精肉店、チョコレートショップ……と新鮮食材を並べるお店が軒を連ねており、どこも饒舌で声の大きい店員さんが威勢よく接客をしてくれます。決して地元の人だけのための場所ではなく、例えば鮮魚店ではサーモンパイ、パン屋では菓子パン……と、テイクアウトして食べ歩きできる商品も売られているので、観光客が安く気軽に小腹を満たすのに最適な場所でもあるのです(ただしここでも、買った食べ物を持って外に出る際はカモメの襲撃に注意!)。また、ホール内にはカフェやバーもあり腰を下ろして一服することもできます。
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2列の直線歩行路の両脇に店舗がずらりと並ぶ
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Vanha kauppahalli(ヴァンハ・カウッパハッリ/オールド・マーケット)
住所:Eteläranta, 00130 Helsinki
アクセス:マーケット広場から南に徒歩約5分、
トラム1,1A,2,3「Kauppatori」下車徒歩5分
営業時間:月~土曜8:00~18:00
定休日:日曜
エテラ港の新ランドマーク、観覧車のVIP席では空中飲み会もできる!?
観覧車のふもとでは、潮風を感じながらオープンカフェでゆっくりくつろぐこともできる
2014年に、ヘルシンキ・エテラ港に建設され回り始めた大きな観覧車フィンエアー・スカイ・ウィール(Finnair Sky Wheel) 。白亜の骨組とブルーの窓ガラスが真っ青な空によく映え、爽やかなヘルシンキの港のイメージにぴったりな新名所です。白夜のうちは見られませんが、暗い夜が訪れるとライトアップも始まります。
VIPキャビンは足元がスケルトン仕様になっており、シャンパンを片手に空の旅を楽しめる
キャビンは最大8人乗りで、よく見ると1台だけ別の色をした乗車キャビンが。これはフランスのシャンパンブランドのヴーヴ・クリコ社と提携したVIPキャビンで、ムード音楽が流れるゴンドラの中には革シートが設置されています。予約料は値がはりますが、乗客はそこでシャンパンボトルを1本開けて、30分の贅沢な空の旅を楽しめるというユニークな待遇が話題を呼んでいます(VIPキャビンのみ最大4人乗り)。さらに乗車後に地上に設けられたラウンジを利用することもできるという特典付き。大切な人とのロマンチックなひとときを過ごせます。
観覧車の足元には、気候が良いシーズンにはカフェの屋外席が並びます。大聖堂が背後にそびえるヘルシンキらしい港の風景を眺めながらくつろぐことができ、とりわけ夏にはおすすめの休息スポットです。
ヘルシンキらしい風景を眺めながらベイエリアで一服したいならここへ!
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Finnair Sky Wheel(フィンエアー・スカイ・ウィール)
住所:Katajanokanlaituri 2, Helsinki
アクセス:マーケット広場から東に徒歩約5分
営業時間:10:00~20:00(火~木曜は~22:00、金・土曜は~23:00)
料金:12ユーロ(3~11歳9ユーロ)、VIPキャビンは30分195ユーロ(要事前予約)