リンナンマキで挑戦せずに帰れない、人気アトラクションBest5!
「雷神」を意味するウッコは、垂直降下、逆相、レールのねじれなどあらゆる要素が詰まった、最も手強く人気の高いコースターアトラクション
2014年夏現在47もの数を誇るリンナンマキのアトラクションのなかでも、とりわけ人気が高く、来たからには体験せずに帰れない名物アトラクションを5つご紹介しましょう。
■半世紀以上に渡り稼働している木造コースター、ヴオリストラタ
歴史ある木製のジェットコースターは別の意味でスリル満点!?
リンナンマキに現存するアトラクションのなかで一番歴史が長いのが、「山脈道」の名を持つ木造のジェットコースター、ヴオリストラタ(Vuoristorata)。建設されたのはなんと1951年のことで、日本の浅草花やしきのコースターのように今も愛され続けているレトロな名物コースターです。全長960メートルのコースを約2分15秒かけて走りきり、降下時の最高速度は時速60キロと決して速くはありませんが、その分頂部からヘルシンキの眺望を楽しむ余裕があるかも!? 毎回、車両の最後尾で颯爽と立ち乗りしているスタッフさんもこのコースターの名物なので要チェック。
※身長140センチ以上が対象、120~140センチの人は15歳以上の同伴者がいればOK
■びしょ濡れを覚悟せよ!国内発の急流下りアトラクション、フルヤクル
ずぶぬれ必至の容赦無いウォーターアトラクション
1998年にできた、全長370メートルの水流コースを9人乗りの円盤型ボートで進んでいく急流下りタイプのアトラクション、フルヤクル(Hurjakuru)。「恐怖の峡谷」という意味の名で、コース内容自体はフィンランドの神話カレヴァラの登場人物の冒険物語になぞらえてあります。ハイライトの大滝ではざぶんと頭から水を被ることになるので、ずぶぬれは必至。アトラクションの傍には、有料の人間乾燥機も設置されているので、服を乾かしたければこちらへ駆け込んでください。
※身長140センチ以上が対象、120~140センチの人は15歳以上の同伴者がいればOK
■上空からの絶景をつかの間楽しんだ直後の垂直落下の恐怖、ラケッティ
上空からヘルシンキの街を一望する余裕はあるかどうか……!?
高さ60メートル紫色の四角柱状のタワーを、足がぶら下がった状態で座る計12人を乗せたリフトがぐんぐんと上がってゆき、ヘルシンキの街が一望できる最上に行き着いた瞬間……わずか2.5秒で地面へと垂直落下!ラケッティ(Raketti)は、アトラクション名になっている「ロケット」が地球の引力に引かれて着陸するときの体感を模したフリーフォールです。ちなみに長らくこのラケッティが落下系アトラクションの園内最高峰の座についていましたが、2014年にはさらに高さを増した、全長75メートルの新フリーフォールアトラクション、キンギ(Kingi)が稼働を開始!ラケッティの高度に物足らない人は、ぜひこちらもお試しあれ。
※身長130~195センチが対象
■コースターで恐る恐る進んでいくお化け屋敷、クュオペリンヴオレン・ホテッリ
西洋のお化けたちの怖さはいかほどか
2013年にできた、コースターに乗ってじわりじわりとゴーストホテルの暗闇を進んでいく、クュオペリンヴオレン・ホテッリ( Kyöpelinvuoren hotelli/幽霊山のホテル)。「乗車チケットやリストバンドがあれば、宿泊料は不要です。けれどそれぞれの部屋で思いもよらない恐怖が…」というフィンランド版のお化け屋敷です。妖怪大国に生まれた日本人が西洋の幽霊たちをどれほど怖いと感じるのか……ぜひ勇気を持って体験してみてください!
※身長120センチ以上が対象、110~120センチの人は15歳以上の同伴者がいればOK
■絶叫度No.1!! 逆走、ねじれ、垂直降下と何でもありの最強コースター、ウッコ
空の彼方から乗客の凄まじい悲鳴が聞こえてくる
2011年にオープンして以来、リンナンマキ最強の絶叫マシーンと恐れられている周回ジェットコースター、ウッコ(Ukko)。「雷神」の名の通り黄色い稲妻のように宙を舞う高さ50メートルあるレールは、垂直降下したりねじれを起こしたり、さらには途中から逆走まで始めてしまうという、ジェットコースターの恐怖を総なめしたようなつくり!スピードも最高速度100キロ超えで、絶叫系好きにはたまらないハードアトラクションです。心臓の強さに自信のある人は、フィンランド来訪記念にぜひ挑んでみてください!
※身長140~200センチが対象
なお、その他のアトラクションの最新情報は、
公式サイトのアトラクションガイドよりご確認ください。
<DATA>
子どもも喜びそうなインテリアのフードコート
■
Linnanmäki(リンナンマキ)
住所:Tivolikuja 1, Helsinki
TEL:+358 10 5722 200
アクセス:トラム8「Linnanmäki」下車すぐ
営業時間 :日や施設によって異なるので、ウェブサイト内のカレンダーで要確認
休業期間:11~3月
入場料:入場自体は無料、アトラクションのシングルチケットは8ユーロ~、終日乗り放題チケットは37ユーロ~(季節により異なる、前売り割引あり、詳しくはウェブサイト内の料金表で要確認)