フィンランド/ヘルシンキの観光・お土産

ヘルシンキ市街で家族で遊べるリンナンマキ遊園地

ヘルシンキ中心地からすぐにアクセスできる場所にある遊園地リンナンマキ。毎年4~10月のみ開園していて、入園料は無料。アトラクション利用料を随時支払います。歴史ある木造コースターから怖いもの知らずな最新の絶叫マシーンまでなんでもござれで、ファミリーで楽しめるアトラクションも充実しており、ピクニックがてら立ち寄る人も多い憩いの市民遊園地です。

こばやし あやな

執筆者:こばやし あやな

フィンランドガイド

ヘルシンキ中心街のすぐそばでにぎわう、歴史ある大型遊園地

エントランス

リンナンマキは、ヘルシンキ中央駅など中心街から観覧車やジェットコースターのシルエットが見えているほどアクセスの良い場所に位置した1950年創業の遊園地。観覧車横のレンガ造りの建物は、元はこの地にあった給水塔だったが今はアトラクションの一部となっている

旅行中、ヘルシンキ中央駅のプラットフォームの先に大きな観覧車のシルエットが見えているのに気づく人も多いでしょう。首都の中心街からすぐのこの場所にあるのが、歴史あるヘルシンキ随一の遊園地リンナンマキ(Linnanmäki)です。絶叫マシーンの体感温度を考慮して開園期間は毎年4~10月のあいだのみですが、とりわけ夏休みシーズンは、観光客だけでなく国内各地からも多くの人がつめかけます。

メリーゴーランド

改築されたものの、園内で一番古い歴史を持つメリーゴーランド

このエリアではかつて大きな給水塔が稼働しており、1800年代の終わりに、そのそばに最初のアトラクションとなるメリーゴーランドが設置されました。遊園地自体がオープンしたのは1950年のことで、その翌年には今なお現役で活躍する木造の大型ジェットコースターが建設され話題になりました。2つあったレンガ造りの給水塔は役目を終えた後も現存しており、片方は倉庫に、もう片方は遊園地のアトラクション館として利用されています。

入場無料で、アトラクションも多彩。子供連れでも存分に楽しめる!

アトラクション

総アトラクション数は2014年現在45を越え、年々新しいアトラクションもお目見えしている

エントランス

遊園地は入園料無料で気軽に出入りできる。周辺の緑地はピクニックの名所でもある

リンナンマキ遊園地は、入園料がなんと無料。園内には公園に遊びに行く感覚で気軽に出入りできるのです。各アトラクションに乗る際には、その都度1回券を購入するか、あらゆるアトラクションに一日または夕方以降乗り放題となるリストバンドを購入して楽しみます。なので、入場料の元を取らなければ!と気張る必要もなく、ピクニック感覚で遊びに来て、気が向けば1つや2つアトラクションにも挑戦して……という気軽な楽しみ方もできます。実際、リンナンマキは周囲に気持ち良い緑地も広がっており、フードコートも充実しているので、ピクニックがてら立ち寄る家族連れなども少なくないのです。

子どもアトラクション

子どもたちだけで安全に遊べるミニアトラクションも

アトラクションはなんと総数50近くあります。あなどるなかれ、絶叫系を得意とする人でもつい悲鳴をあげてしまうような手強いアトラクションもたくさん。年々、最新の技術を駆使したアトラクションも増えています。いっぽうで、身長の低い子どもが楽しめるアトラクションも満載。大人と一緒に乗れるものだけでなく、子供だけで乗車して安全に運転気分を味わえるカートなども人気です。さらに園内には水族館やゲームセンターもあり、誰でも一日中居て飽きることがありません。

定番の食べ歩きフードも要チェック

おやつ

遊園地の2大定番フード、巨大わたあめとひも状のチューイングキャンディ

フィンランドの遊園地やお祭り会場をぶらつく際にかならず露店で見かけるのが、巨大なわたあめ(hattara)と、フレーバーのバリエーションが豊富な長いひも状のチューイングキャンディ(metrilaku)。ここでも園内のあちこちに売店があって、子どもたちが一生懸命大人におねだりしている光景が見られます。キャンディのほうは見た目も色も強烈ですが、どちらも園内の定番フードなので地元の人に倣って食べ歩きしてみてはいかがでしょう。

 

次ページでは、とくに人気の高いアトラクションBest5をご紹介!

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