実は完全母乳の人のほうが少ない

母乳育児に対するあこがれや出産した病院の完全母乳を勧める方針などにより、母乳が出ないことがまるで駄目なように深刻にとらえて、赤ちゃんに対して罪悪感をもち自分を責めてしまっているママがたくさんいます。ひどくなると産後うつになる方もいらっしゃる程です。

実母など周囲からの「母乳じゃないと免疫がないのよ」「なぜ母乳が出ないの?」などといった何気ないひと言や、医療従事者からの「ミルクだと太りやすいのでなるべく母乳をあげるように」といった、ミルク育児のママを傷つける発言も数えあげたらきりがありません。

しかし私の赤ちゃん訪問の経験では、100人訪問すると楽に母乳が出る人は4割、なんらかの努力をして混合栄養(母乳+ミルク)の方が3割、残りの3割は生物学的に出にくい人が3割ぐらいいらっしゃいます。また最近では母乳が出ていても、預ける時に困るのであえてミルクをたまに飲ませる人もいます。実は完全母乳の人のほうが少ないです。

ミルクの良いところを知り、母乳神話に振り回されず、自信をもって赤ちゃんに笑顔でミルクをあげて下さい。精神を壊してまで母乳にこだわらなくてよいのです。


ミルクにも良いところが沢山ある

ミルク育児のよい点は、

    ママや赤ちゃんにとってミルクにもメリットがたくさんある!

    ママや赤ちゃんにとってミルクにもメリットがたくさんある!

  1. 預けやすい
  2. 腹持ちがよいのでよく寝てくれる
  3. 母乳だとうんちの回数が多く、おむつかぶれになりやすいが、ミルクだとまとめウンチになるので、おむつ交換が楽
  4. 公共の場でもミルクを与える事は抵抗がない(周囲への配慮)
  5. 断乳、卒乳が楽
  6. パパの育児参加が簡単に出来る
  7. 乳頭トラブル、乳腺炎などを回避できる

などがあります。

ママにHIV(エイズ)HTLVー1(ヒトT細胞白血病ウイルス因子)がある方や、ホルモン剤、抗うつ剤、抗ガン剤など強い薬を飲む場合、また赤ちゃんの体重の減少が顕著である、新生児黄疸が強い場合などは、医学的にミルクにする必要もあります。

>>風邪をひきやすい、アレルギーになりやすい…よくあるミルク育児の迷信は本当?嘘?