HEMSを標準装備した賃貸住宅
併設ホテルの天然温泉の大浴場は、賃貸住居者も利用可能
ゲートスクエアのホテル&レジデンス棟(14階建て)は、多彩なニーズに対応した宿泊機能を持っています。長期滞在者向けには、8階から13階は長期滞在者用に賃貸住宅「パークアクシス柏の葉」がオープン。スタジオタイプから3LDKまであり多彩なニーズに対応します。賃貸住宅入居者向けには、HEMSにより日々のエネルギーの使用状況を自動で計測。エネルギー使用量を見える化することで、水道光熱費を削減します。CO2排出量の削減に応じて、ポイントを獲得する仕組みも採用。買物の割引クーポンや地元レストランの食事券にも利用できます。14階の柏の葉インターナショナルビレッジは、中長期滞在向けのシェアハウス。和室や共用のリビングダイニングキッチンで研究者や留学生などの交流を促します。
3階から7階は、三井ガーデンホテル柏の葉です。3階から6階は短期滞在者向けにコンパクトな部屋を提供。7階は中期滞在用に広めの部屋を提供しています。
ホテルの温泉大浴場は、賃貸住宅の入居者も利用することができます。こうした相互利用も複合開発のメリットです。
ショップ&オフィス棟には、イノベーションセンター「KOIL」がオープン
知識・技術などの交流を促す ベンチャーの創業支援を充実
2014年4月には、ゲートスクエアのグランドオープンに先駆けてショップ&オフィス棟がオープンしています。中でも注目なのが、柏の葉オープンイノベーションラボ「KOIL」です。多様な人材の交流からイノベーションを誘発することを狙い共有ワーキングスペースや3Dプリンターの貸出しを行ったりするデジタルものづくり工房「KOILファクトリー」などを備えています。「KOILパーク」の利用は会員制もしくは、1日利用も可能で1dayユースの場合、利用時間9時~18時で1日1,500円と手ごろです。
同じフロアには、カフェやイベントスペースもあり、活発な交流を促します。東京大学などの教育機関も柏の葉には多く、ちょっとしたきっかけで新たなイノベーションが始まるかもしれません。
街のすこやかステーションで疾病予防をうながす
次世代のモビリティ・シェアリングも
ショップ&オフィス棟の3階には、疾病予防の健康サービスフロアーである街のすこやかステーションを設置。健康測定サービスなども行う「まちの健康研究所あ・し・た」では、簡単に健康測定が行われます。健康長寿をテーマにする柏の葉スマートシティに相応しい、健康関連の多くの企業が参画しています。ゲートスクエア内では、電動自動車や電動バイク、自転車などの共同利用サービスなども進めています。街全体で、スマートシティに取り組む柏の葉だからこそ実現している風景がここにはありました。
東京大学柏の葉キャンパスが開校したのが2000年。つくばエクスプレスの「柏の葉キャンパス」駅が開通したのが2005年。わずか15年足らずの間に街は大きく変貌を遂げました。2006年秋には、カルチュア・コンビニエンス・クラブと提携し「代官山T-SITE」のDNAを受け継ぐ商業施設「柏の葉T-SITE(仮称)」の開業を予定するなど益々まちづくりが進む予定です。
「世界の未来像をつくる街」を目指した柏の葉スマートシティ。今後のまちづくりにぜひ注目したいと思います。