アルゼンチン/アルゼンチンの観光・見どころ

パタゴニア(3ページ目)

パタゴニアはイグアスの滝と並ぶ、アルゼンチンを代表する大自然。ペリト・モレノ氷河のスケールに息をのみ、バルデス半島で動物たちを眺め、バリローチェでウィンタースポーツを楽しむ。そんな様々なスタイルで自然と触れあうことが出来る特別な場所を紹介します。

栗本 斉

執筆者:栗本 斉

アルゼンチンガイド

パタゴニアのベストシーズンと気候

パタゴニアの冬は非常に厳しいので、観光するなら夏が最適undefined写真提供:アルゼンチン観光局

パタゴニアの冬は非常に厳しいので、観光するなら夏が最適 写真提供:アルゼンチン観光局

パタゴニアのベストシーズンはやはり夏! 南半球なので、12月から3月あたりがもっとも旅行しやすい時期と言えるでしょう。有名な氷河の崩落を頻繁に見られるのも夏ですし、バルデス半島ではペンギンやアザラシの群れが活発になるのも夏。ただし、その時期は最も混雑するため、移動や宿泊の手配に苦労することがあるかもしれません。あえてその前後の春や秋にいくというのも、ひとつの手でしょう。また、真冬にはバリローチェではスキーなどのウィンタースポーツが盛んに行われたり、バルデス半島でクジラが見られるのは冬から春。

7月から9月あたりの真冬の時期はホテルもクローズしたりすることも多く、基本的には観光には適していませんが、場所によっては冬のほうが楽しめる場合もあります。いずれにせよ、パタゴニア地方は全般的に風が強く体感温度が低いため、しっかりとした防寒具や丈夫なトレッキングシューズなどを用意しておきましょう。

日本からパタゴニアへのアクセス

日本からパタゴニアへの旅は、非常に時間がかかると考えた方がいいでしょう。ブエノスアイレスへ行くのにも26~30時間も要する上に、そこからまた拠点となる町へ……。

拠点の町もバリローチェ、エル・カラファテ、ウシュアイアなど数多くあり、行く場所によってはバスやツアーのみという場合もあります。よほど時間のある人でない限りは、事前に何を見に行きたいかを計画した方がいいでしょう。アルゼンチン有数の観光地でもあるので、飛行機やバスなどが頻繁に各地を結んでいますが、季節や天候によって運休する場合もあるのでご注意を。

パタゴニアのグルメとお土産

羊を丸ごと焼く豪快な炭火焼きは、パタゴニアで味わえる最高のグルメundefined写真提供:アルゼンチン観光局

羊を丸ごと焼く豪快な炭火焼きは、パタゴニアで味わえる最高のグルメ 写真提供:アルゼンチン観光局

パタゴニアの名物料理といえば、羊肉のアサード(炭火焼き)でしょう。それぞれ観光の拠点となる町に行けば、かならずパリージャと呼ばれるステーキレストランがあります。また、タラバガニも有名ですが、ほとんどが冷凍のものなので新鮮なシーフードはあまり期待できません。もともと食材のほとんどがブエノスアイレスより空輸されているため物価も高い。食事はあまり期待しない方がいいかもしれません。

お土産はやはり民芸品などが一般的。先住民のマプチェ族による木彫りや織物なども人気。また、バリローチェはチョコレートが有名なので、たくさんの専門店が並びます。 
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