ボルネオの代表的な自然観光スポット、
世界自然遺産のキナバル国立公園
ナバル村の休憩エリアから眺めたキナバル山。見る角度によって様々な顔をみせてくれます
山と麓部分も含めたキナバル国立公園は、低地の熱帯雨林から高地林、さらにその上の森林限界まで、様々な種類の森で構成され、固有の植物や動物の生息地としても知られています。
東南アジア最高峰とも呼ばれ、登山も人気がありますが、登頂するには最低でも1泊2日は必要。でも標高1500m地点の公園本部までは車で行けるので、公園本部の植物園散策とその先のポーリンエリアでのジャングルの吊り橋「キャノピーウォーク」や温泉体験をセットにした日帰りでの観光も人気です。
公園といってもその面積はお隣のシンガポールの国土がすっぽり入ってしまうほどの広大さ!見所が点在しているキナバル国立公園の一般的な日帰りコースをご紹介します。
キナバル公園への行き方
公園本部までは、コタキナバルから車で約2時間弱。街の長距離バスターミナルからラナウ行きのミニバス(乗り合いバン)に乗って、公園前で降ろしてもらうことは可能です。これだと片道20リンギット程度と格安ですが、公園本部~ポーリン間をつなぐバスがなく、またコタキナバルへの帰りの足も公園からはなかなかつかまりません。一日で見所を回って夜までにコタキナバルに戻りたいなら、ツアーかタクシーチャーターをおすすめします。コタキナバルからタクシーをチャーターしてポーリンまで行くとタクシー代だけで往復400~500リンギット。日帰りツアーは昼食、入場料、ガイド込みで、英語ツアーならひとり200リンギット前後、日本語ツアーなら300リンギット前後なので、少人数なら英語ツアー利用が安上がりです。
まずは標高1500mの公園本部へ
公園内の山岳植物園入口。森の自然そのままの植物園です。公園内にはこのような雰囲気のトレイルがあちこちに張り巡らされています
キナバル公園本部の入口でチケットを購入して入園すると、入ってすぐの所にあるのは登山の受付と宿泊施設の受付事務所で、展示コーナーのあるビジターセンターや植物園へはさらに奥まで車で移動します。
大きなウツボカズラ「ネペンテス・ラジャ」。キナバル固有種を示す赤いプレートが添えられています
ガイドなしの個人で行かれる場合、毎日午前11時ビジターセンター前集合で公園レンジャーによるガイドウォーク&植物園案内(参加料一人8リンギット、英語のみ)が開催されるので、そちらへの参加もおすすめです。
公園本部は標高が高いので一年中日本の秋のようなひんやりした気温。マレーシアの人たちにとっては避暑地としても人気です。熱帯のジャングルのイメージで来ると意外に感じるかもしれませんね。
>>午後はポーリンに移動してキャノピーウォーク、温泉、ラフレシア!