イタリアの家具工場見学レポート
SALICEの家具金物工場視察レポート
■ SALICE創業以来88年が経過する「サリーチェまたはサリス」はイタリア最大の家具金物メーカーで、主にスライド蝶番の一環生産をおこなっている。
24万平方メートルの広大な敷地にある6万平方メートルの工場では、400人以上の従業員が働き、24時間フルタイムで、一分間に500個と言う強烈なスピードでスライド蝶番を組立てる機械が25台以上も並ぶ。
数多くのパテントと新製品開発にかける情熱は他社の追随を許さないが、金型生産から組立て機械まですべてを自社工場内で作り上げる思想も,オリジナリティにかける熱意を伺うことができる。
素晴らしいメーカーにも関わらず,今まで日本市場では、オーストリアのBLUMやドイツHAFELEなどのメーカーに後塵を拝していたのは、ひとえに営業力と日本市場への積極的取組みをおろそかにしてきた結果である。
今回の視察を機会に日本市場の再構築を計ろうとしている。日本のキッチンメーカーも、横並びで同じメーカーの家具金物一辺倒と言う考え方を改め、品質比較を徹底して自社に適した部品調達をするようにするべき時期が来ているように思う。
SALICEの工場全景(提供:SALICE)
SALICE本社工場エントランス
SALICE本社工場エントランス
SALICE本社工場エントランス
SALICE本社前の花壇
SALICE本社内のショールーム
SALICE本社内のショールーム
SALICE Alberto Oliva貿易部長
SALICEオリジナルのカップ付きスライド蝶番
SALICEオリジナルのカップ付きスライド蝶番
SALICE本社前の集合写真
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