ミラノサローネレポート Vol.3

ユーロクッチーナ最新報告Report No.1
今年のキーワードは感性キッチン

EuroCucina2014がサローネ会場で4月8日~13日までの日程で開催された。
EuroCucina2014出展社数が135社、ビルトイン機器の見本市FTK出展が35社という規模だけあって、入場者の行列が長く続く。

ミラノサローネを主催するCosmitの公式発表では6日間の来場者数は357,212人で、そのうち業界関係者160カ国から311,781人という内訳であった。入場者数は昨年度比13%増だったそうだ。

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ミラノサローネの会場マップ


 
今年のユーロクッチーナの第一印象は、各社の最先端コンセプトモデルに共通する点として、ワークトップや扉面材などの素材の質感を追求する傾向が強く見られたことに尽きる。

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EURO CUCINA会場


 
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EURO CUCINA会場


 
各社の展示ブースには3~10セットのキッチンが展示されているが、キッチンレイアウトのメイン展示はほとんどがアイランドキッチンである。
今回の展示で一番感動させられたメーカーは、2年前と同じくMInacchioro、Werkhausの2社。報告書のVol.1ではまずこの2社を取り上げる。

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ブースを囲う壁材は、錆び付いて汚れたブリキのトタン板!ブースの真ん中には5m以上もある天井から土砂降りの雨が降り続ける。水生植物の植わった池の真ん中に2400幅の鋼鉄で作られ赤錆の浮き出したアイランドキッチンが雨ざらしのまま置かれている。2年前のトマト箱の壁に囲まれた鋼鉄のキッチンに続く感動ものの演出だ。

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Minacciolo会場を囲む錆びたトタン板


 
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Minacciolo会場を囲むトタン板とロゴ


 
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雨ざらしの錆び鉄キッチン


 
リサイクル・リユースをイメージさせる錆鉄のキッチンは、半年前にJIDA環境委員会主催のエコデザイン展で筆者が提案した「次世代キッチン・TABERBA KITCHEN」に通じるものがある。

他にも亜鉛板を叩き伸ばして貼付けたワークトップのキッチンや、750φの樽型シンク台、ブッチャーブロックの台、コンロ台を並べたキッチンなど、どれもが自然派素材を徹底的に使いこなす企業コンセプトに共感させられる点が多い。

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亜鉛板のワークトップ


 
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亜鉛板のワークトップ


 
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樽型キッチンーシンク


 
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樽型キッチンー調理台


 
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樽型キッチンー2口コンロ


 
・詳細はMinaccioloの公式サイトをごらんください。
・次ページではWerkhaus+BORAの新しいキッチンを紹介します。

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