ミラノサローネレポート Vol.4

ユーロクッチーナ最新報告Report No.2
今年のキーワードは感性キッチン

今年のユーロクッチーナの最先端コンセプトモデルに共通する点は、ワークトップや扉面材の素材感が強調され、天然素材のザラツキ感、優しさ、暖かさが際立っていることだ。

キーワードとして「感性キッチン」、「触感キッチン」、「手ざわり感覚」、「うづくり強調」、「自然素材」、「ブラックフェース」、「ダークウッド」、「フラットフェース」、「ミニマルデザイン」などが挙げられる。

ワークトップ素材は、有機質系人造大理石から、エンジニアリングストーンやセラミックパネルのような無機質系素材に大きく変化している。
扉面材では、うづくり仕上げのザラツキ感と、一方では羊皮を思わせるレザータッチのマット感覚の表面仕上げが多い。またダークウッドと白とのコンビネーションや、黒とうづくり扉の組み合わせなども多い。

数年前からキッチンの面材に登場した「エコ・コンクリート」はMDFや木材などの基材の表面に、樹脂を混入したセメントをスパチュラ(へら)で手塗りして仕上げるものだということも判明した。
スプレーや刷毛塗りでなくヘラで均一に仕上げる職人技のようだ。
このエココンクリートも各社のワークトップや扉材に高い頻度で使われている。

各社の展示ブースには3~10セットのキッチンが展示されているが、キッチンレイアウトのメイン展示はほとんどがアイランドキッチンである。そのアイランドキッチンも3×6サイズのような単純な形状でなく、幅も奥行きも大きなサイズや変形アイランドなどが多く見られ、アイランド部分が上下にリフトアップしたりスライドする機構のものなども多く見られた。

Report Vol.2では特徴ある6社のモダーンキッチンを取り上げながらご紹介します。

MK cucine  
ミニマルキッチンのドッキリするようなキッチンを発表続けるMKが今年も話題を集めている。

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MKのフラットフェースキッチン


 
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MKのアイレベルキャビネットフラップ扉


 
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目の前にキッチンガーデンが広がる


 
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目の前にキッチンガーデンが広がる


 

 

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左半分はグラス類の収納に


 
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アイランドキッチンのトップとシンクはエンジニアリングストーン


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MKの別モデルはアイランドキッチン


 
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アイランドキッチンのクックトップも深く埋まっている


 
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アイランドキッチンのシンクはトップと同じ天然石


 
Varenna poliform
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Varennaの巨大なアイランドキッチン


 
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Varennaのステンレステーパーシンクは今年の流行


 
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Varennaのダークエルム(ニレ)扉と天然大理石ワークトップ


 
varenna

Varennaのダークエルム(ニレ)扉はめはじき塗装


 
poliformグループに入って15年近くが経過したVarennaキッチンはますます存在感を増しつつある。
その美しいデザインと,強力なコンセプトは見る人をますます魅了させてくれる。イタリアキッチンの中でも最高品質を誇るキッチンのひとつでもある。

rastelli
あのKarim Rashidデザインの「KOOK」。2年前のユーロクッチーナで話題を集めたrastelliは今年も同じデザインを出展していた。ここまで個性的なデザインを作り上げるとバージョンアップが難しいのかもしれない。

rustelli

Rastelliのユニークデザインキッチン


 
rustelli

Rastelliのユニークデザインキッチン


 
◇次ページでも今年気になった4つのメーカーをご紹介します。

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