公演に向け、意気込みをお聞かせ下さい。
熊川>人生で言う25年というのは短くはない月日ですが、劇場にとっての25年というのはたった今立ち上がり、地に足を付け、前を向き始めた時期なのではないかと思います。そこからさらに高みに向け、前に進むべく我々アーティストが力を合わせ、オーチャードホールに集結して素晴らしい会を催したいと思っています。25周年ガラでは、オペラ、バレエ、オーケストラの三つの軸をメインに構成しつつ、過去・現在・未来と時空を越えて、プライドを持ってクラシックの世界から沢山のものを発信し、ステキな企画にしたいと思っています。
また、7年振りに20世紀・21世紀を代表するバレリーナである吉田都さんと一緒に舞台で化学反応を起こすことができるのをとても嬉しく思っており、今から自分自身心待ちにしています。みなさまには期待を膨らませ、その日を待っていただけたらと思っています。
記者会見の模様 (C)大久保惠造
吉田>長年英国で踊ってきて、その後Kバレエ カンパニーでもお世話になりましたが、改めて振り返ってみると、自分の個人の公演や他のバレエ団の公演なども含めずいぶん沢山オーチャードホールの舞台に立たせていただいてきました。東京には本当に多くの公演がありますが、ここまでオペラとバレエとクラシックとが融合した舞台はなかなかないと思います。このような特別なガラ公演に出演できることを、私自身非常に楽しみにしております。
記者会見の模様 (C)大久保惠造
広上>熊川さんと吉田さんという日本を代表するおふたり、そして日本を代表する歌手の方たちと25周年を祝えることを非常に嬉しく思っております。私自身Bunkamuraとは非常に縁があり、海外から日本に戻ってきたときにデビューをしたのも、オペラのデビューをさせてもらったのもこの場所でした。今こうして、素晴らしい合唱団やオーケストラと共に25周年を祝えることを嬉しく感じています。Bunkamuraが未来に発展する場、進化していく場になればと思っています。
記者会見の模様 (C)大久保惠造