ホンモノはいつも隠れている
料理は梅ヶ丘時代から変わらない、基本に忠実で味わいにブレのない、何を食べても「旨み」を感じるものばかり。モダンでオシャレなネオビストロではない。ここは紛れもない「ブッション」。料理には力強さがあり、ソースも見事だ。そこにご夫婦二人が醸し出す独特の居心地感がある。これからのさわやかな季節にぴったりの料理だ
いいね、ここ。
入口のドアを開けると右手に二人掛けの小さなカウンターらしき席があり、奥はテーブル席とカウンター。10名も入るといっぱいだ。
アミューズの鶏白レバーの小さなムースは上品な旨みだけを抽出した優しい味わいに舌が踊る。トリッパと牛スジ、アキレスのトマト煮込も煮込み具合、甘さ、辛さなどのアクセントがドンピシャで閉じ込められた危険な料理だ。なぜならワインを飲む速度が恐ろしく早くなるからだ。
これは私の大好物でもある
フランス産独特のうまみがある。
「ホンモノはいつも隠れている」そんなことを実感した夜だった。
花澤ご夫妻をパチリ!
千代田区神田駿河台3-7-3
地図
Tel. 03-5577-6682
ランチタイム 11:30~13:30(L.O)
ディナータイム 18:00~21:00(L.O)
不定休なので予約することをお勧めします。