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KAAT芸術参与に白井晃が就任!新作の上演を発表!(4ページ目)

KAAT神奈川芸術劇場が、アーティスティック・スーパーバイザー(芸術参与)に白井晃の就任を発表。白井晃演出・KAAT神奈川芸術劇場プロデュース第一作として、新作『Lost Memory Theatre』を上演します。ここでは、先日開催された記者発表の模様をお届けします!

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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森山開次

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森山開次

「白井さんとは2005年の舞台『星の王子さま』で初めてご一緒させていただきました。僕自身も作品をつくっていますので、いろんなプロダクションや公演の企画に参加するときは、どうしても“自分だったらこうつくりたい”という想いが強くなる。そこで演出家の方と闘う形になるのか、受け入れていただく形になるのか、自分の感覚と演出家の方とのせめぎ合いをいつも楽しんでやっています。『星の王子さま』のときも僕の方からいろいろ提案をしたり、提案を受け止めていただいたり、一緒に作品に向かっていけたことがすごくいい思い出になっていて。自分にとっても自信になったし、その後の創作活動にも大きな影響を受けた舞台だったなと思い返しています。

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『LIVE BONE』(2013年) 
撮影:宮川舞子


音楽はもちろん、ダンスにも白井さんはすごく興味を抱いていたりと、本当に広い視野を持っているのを感じます。演出家というカテゴリーを感じさせないほどいろんな才能をお持ちで、今回この企画を聞いたときは、“あ、そうですよね、こういうことやりたいですよね”と、白井さんの想いがスッと理解できました。台本はなくても、この『Lost Memory Theatre』という言葉から想像できることは本当に沢山ある。何も決まってないけれど、自分の中ではすでに動いていて、いろんな想像を膨らましては、毎朝三宅さんの音楽を聴いて家で踊っている自分がいます。なので私的にはスタートしていて、自分の感覚を稽古場でぶつけていきたいと思っています。

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                 『TSUBASA』(2010年) 撮影:設楽光徳


ダンサーはオーディションで選びましたが、本当に沢山の応募をいただきました。当日は実際に三宅さんの音楽で審査をして、みなさんオーディションでありながら楽しんで踊っていたように感じます。今回は振付という形でも関わるので、三宅さんの音楽に対して僕ができることは何なのかとちょっと緊張する部分もあります。ただ僕としてはガッツリと自分を出して振付をしていけたらと思うし、この作品に関われたことをとても嬉しく思っています」

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記者会見の模様




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