カナダ/カナダの観光・見どころ

北米最後の秘境! カナダ・ニューファンドランド

カナダで最も東にあるニューファンドランド。カナダでは、日本から一番遠い場所ということもあって、知名度はイマイチですが、氷山観光、切り立ったフィヨルドなどインパクト十分。北米最後の秘境とも言える、ニューファンドランドの魅力に迫ります。

執筆者:下村 猛

カナダらしいダイナミックな自然が楽しめる、ニューファンドランド

北米最東端、スピア岬 (C)  Newfoundland & Labrador Tourism

北米最東端、スピア岬 (C) Newfoundland & Labrador Tourism

カナダでは、日本から一番離れた場所にあるニューファンドランド。大西洋に浮かぶこの島は、手付かずの自然が色濃く残り、北米最後のフロンティアと呼ばれることもあるほど。

沿岸で見られる氷山、世界的にも珍しい淡水湖を取り囲むフィヨルド、珍しい海鳥やクジラなどの野生動物……カナダらしい、ダイナミックな自然を存分に楽しむことができる、そんなニューファンドランドの魅力をどーんとご紹介します!

ニューファンドランドはどこにある?

地図上の赤いところがニューファンドランド&ラブラドール州

地図上の赤いところがニューファンドランド&ラブラドール州(クリックで拡大)

ニューファンドランドそのものは、カナダでは最も東側にある島を指しますが、本土側のラブラドール地方も含め、ニューファンドランド&ラブラドールという一つの州を形成しています。ラブラドールという名前は犬のラブラドールレトリバーと同じ。そう、この犬はニューファンドランドが原産地で、寒い北の海で漁師のお手伝いをしていた働き者の犬なんですよ。

この地方はカナダの州としては非常に歴史が浅く、1949年までは英国の自治領の一つとして、一つの国のような存在でした。そのため、独特の方言を持つ英語、カナダ本土よりも英国各地の影響を色濃く受けた独自の文化を持ち、カナダの他の地域とは明らかに違う、一線を画した存在として知られています。それが、カナダ人にとっても旅情をそそる、大きな要因になっています。

今回の記事でご紹介する見どころは、すべてニューファンドランド島内にあるため、この記事では、ニューファンドランドとして話を進めます。

日本からのアクセス

ニューファンドランド島内の位置関係

ニューファンドランド島内の位置関係 (クリックで拡大)

日本から最も遠いカナダであるだけに、アクセス面でやや難があることは否めませんが、乗り継ぎパターンを把握すれば、無理のない行程を組むことができます。

州都セントジョンズ国際空港が玄関口で、オタワ、トロント、モントリオールといったカナダ東部の大都市からのフライトが就航しています。

日本からの直行便はなく、成田から直行便が運航されているトロントで乗り継ぎがベスト。往路では、トロントの到着が夕刻になり、セントジョンズ行き最終便のみ乗り継ぎが可能なため、現地時刻で深夜0時過ぎに到着となりますが、帰路は余裕を持っての乗り継ぎが可能。いずれにしても、往復ともに途中に宿泊をはさむことなく、アクセスできます。

せっかくカナダまで行くのですから他の場所も見ておきたい!と思うと、最初の乗り継ぎ地点であるトロントや、トロントから車で1時間半のところにあるナイアガラの滝が一番組み込みやすい観光地。乗り継ぎの厳しい往路に組み込むといいでしょう。その他、「北米のパリ」ことモントリオールも、トロントとセントジョンズ双方へのアクセスが良いので、組み込みやすい。モントリオールをベースに、紅葉の見どころローレンシャン高原世界遺産ケベックシティへの観光も楽しめますよ。

空港からダウンタウンへのアクセス

空港からダウンタウンへはタクシーが唯一の移動手段。乗客1人当たりの固定料金が設定されていて、ダウンタウンのホテルへは25~30カナダドル。乗客1人の追加に付き、3カナダドルが加算されます。料金の詳細はセントジョンズ国際空港ホームページで確認を。ダウンタウンから10kmも離れていないので、所要時間は15分と、非常にアクセスの良い空港です。

島は本州の半分くらいの大きさがあり、広範囲に見どころが点在しているので、セントジョンズ空港からのローカル空路を使うケースも多々あり、何かと使用頻度の高い空港です。

島内では空路、陸路と様々な移動が必要になりますが、自分でレンタカーを運転したり、現地の航空会社とのやり取りは不安……。そんな人には日系旅行会社の利用がおススメ。セントジョンズには一社だけ、日系旅行会社があります。

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ミキエンタープライズ
電話:709-747-2233
Eメール:miki.enterprises@nf.sympatico.ca
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