カナダ/カナダの観光・見どころ

北米最後の秘境! カナダ・ニューファンドランド(2ページ目)

カナダで最も東にあるニューファンドランド。カナダでは、日本から一番遠い場所ということもあって、知名度はイマイチですが、氷山観光、切り立ったフィヨルドなどインパクト十分。北米最後の秘境とも言える、ニューファンドランドの魅力に迫ります。

執筆者:下村 猛

厳しい寒さの冬と涼しい夏。ニューファンドランドの気候

いくら寒い海上とは言え、6月の氷山観光シーズンでも装いは冬物。夏の涼しさがご想像いただけるのでは? (C) CTC

いくら寒い海上とは言え、6月の氷山観光シーズンでも装いは冬物。夏の涼しさがご想像いただけるのでは? (C) CTC

緯度が高く、寒流が流れる大西洋に面しているため、夏は涼しく、冬の寒さは厳しくなります。かなり大雑把ですが、各季節の気温の目安は以下の通り。
  • 春(4月中旬~6月上旬) 最高気温10度/最低気温0度
  • 夏(6月中旬~9月上旬) 最高気温20度/最低気温10度
  • 秋(9月中旬~10月)      最高気温10度/最低気温0度
  • 冬(11月~4月上旬)      最高気温0度/最低気温-10度
海に近いこともあり、風が強い日は体感気温がぐっと下がり、冬場では-30度以下に感じることも珍しくありません。

世界一霧の濃い町として、ギネスに載っているほど、霧によく包まれる町としても知られています。

カナダ最東端の都市、セントジョンズ

セントジョンズはカナダで最も歴史ある町だけに、文化財に指定されるような建物が多数 (C) CTC

セントジョンズはカナダで最も歴史ある町だけに、文化財に指定されるような建物が多数 (C) CTC

ニューファンドランド&ラブラドールの州都で、周辺人口を合わせ、人口17万人程度の島最大の都市。15世紀終わりごろに、カナダに最初にやってきたヨーロッパ人探検家、ジョヴァンニ・カボットが上陸した地点とも言われており、北米で最も長い歴史を持つ町のひとつです。

英国自治領としての歴史が長かったこともあり、英国の影響を色濃く残し、町の中心のウォーター通りにはパブがたくさんあります。また、漁港としても栄えた時期が長く、ロブスターを始め、近海で水揚げされるシーフードは、ぜひこの町で食べておきたいところです。

その他、この町の近辺での見どころは以下にまとめました。

■シグナルヒル
シグナルヒルの頂上に立つカボットタワーは、セントジョンズの象徴的な存在 (C) CTC

シグナルヒルの頂上に立つカボットタワーは、セントジョンズの象徴的な存在 (C) CTC

ダウンタウンから車で10分の場所にある、セントジョンズ市内や大西洋を一望できる小高い丘。初めてヨーロッパとの無線交信に成功した場所であり、また、英仏戦争の舞台になるなど、様々な歴史に彩られたこの場所は、カナダ国定史跡に指定されています。

■セントスピア岬
セントジョンズから車で1時間弱の場所にある岬で、北米最東端の場所としても知られています。どことなくさびしげな大西洋に向かって立つ灯台の風景は情緒たっぷり。この岬にある灯台は現存するカナダでは最古のもので、こちらもカナダ国定史跡に指定されています。
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