世界遺産「ブリッゲン」地区に位置する「デ・ハンゼアティスケ・ホテル」

ホテル外観

世界遺産ブリッゲン地区の一部にある、かわいらしい木造ホテル。緑色と赤茶色の外観が目印 Photo: Asaki Abumi

ノルウェー第2の規模の観光都市ベルゲン。夏季にはフィヨルド観光を目的とした観光客が世界中から訪れるので、宿泊先は旅行前に事前予約をすることをおすすめします。数あるホテルの中から、ぜひとも推薦したい宿泊施設のひとつが、中心地に位置する、多くの観光スポットに徒歩でアクセス可能な「デ・ハンゼアティスケ・ホテル」です。

ホテルのすぐ隣にはハンザ博物館、フロイエン山のケーブルカー乗り場や魚市場、観光案内所には徒歩ですぐにアクセスできます。

かつてはドイツのハンザ商人が利用した商館が、
カラフルな北欧インテリアのホテルへと変身

ホテル受付

入り口前の待合室。奥にあるのはシンプルな受付 Photo: Asaki Abumi

客室へ移動

客室への移動でエレベーターの窓から見えるのは、世界遺産ブリッゲンの木造建築 Photo: Asaki Abumi

なんとこのホテルは、ユネスコの世界遺産に登録された木造家屋郡ブリッゲン地区に位置しています。つまり、「世界遺産の中で眠れる」ホテル! カラフルな三角屋根の木造建築が有名なブリッゲン内にあるので、ホテルの外観も緑色と赤茶色を基調としたかわいらしい北欧建築となっています。

ノルウェー語で「デ・ハンゼアティスケ・ホテル」とは、「ハンザのホテル」を意味します。ハンザとは、かつてブリッゲンを、干ダラの輸出取引の商館として約400年にわたり使用していた交易商人「ハンザ商人」と、都市交易の「ハンザ同盟」のことを示します。

ホテルの建物は約300年以上の歴史を誇り、ハンザ同盟時代にも干ダラ、トウモロコシ、革製品の取引所、またノルウェー人、オランダ人、ドイツ人商人たちの仕事場、宿泊・飲食施設、倉庫として利用されていました。1702年は火事にも見舞われましたが、その後修復され、2006年にはホテルとして再スタートを切りました。

かつては商館であった面影は建物の至るところに残っており、歩いているとギシギシと床の木がこすり合う音は、歴史の長さを感じさせます。観光都市の中心地とは思えない、独特の空気感に包まれているので、思い出に残る特別な夜を過ごすことができるでしょう。宿泊後に、「あそこのホテルの雰囲気は心に残ったな」としみじみとさせる魅力がある建物です。