かわいいノルウェー雑貨が豊富なショップ「ユーレフーセ」
クリスマスグッズが豊富なギフトショップ。小さな雑貨が豊富なので、お土産選びに最適! どれにしようか迷ってしまいます Photo: Asaki Abumi
観光中の楽しみのひとつであるお土産ショッピング。ノルウェーの観光都市ベルゲンにも、かわいい雑貨屋さんが豊富に揃います。「時間がないけれど、ノルウェーっぽいお土産が買いたい!」という時に、おすすめなのが、世界遺産ブリッゲンの中にあるギフトショップです。カラフルな木造家屋を散策する途中で、買い物が楽しめます。
1階は民芸品や生活雑貨、2階はクリスマスの世界!
1階には民芸品、生活雑貨が揃う。小さな文房具、アクセサリー、テキスタイルなどが多いので、スーツケースのスペースをとらない優秀小物たちばかり Photo: Asaki Abumi
「クリスマス・ハウス」を意味する「ユーレフーセ/Julehuset」では、1年中クリスマスの雰囲気を楽しむことができます。1階は通常のお土産屋さんとなっており、ノルディック柄のセーターや手袋、ポストカード、妖怪トロールの置物、民芸品などが揃っています。お店の奥にある、小さな階段を上るとびっくり! 2階は一気に冬のクリスマスの世界となっています! 10月後半~12月になると、1階、2階、加えて3階も特別開放され、全階がクリスマス商品となるそうです。世界遺産ブリッゲンの木造家屋郡には多くの店舗が揃っていますが、一部は冬季はずっとクローズしているお店もあります。こちらの「ユーレフーセ」は、通年営業をしており、観光シーズン以外に訪れる旅行者にとってはその点も嬉しいところです。本店は首都オスロにあり、オスロ市庁舎前に「Audhild Viken」という店名で営業中。
ちょっとキモカワ!? ノルウェーのサンタクロース「ニッセ」
ノルウェーのサンタクロース、ニッセ。民族衣装を着ていたり、大好物のお粥を食べている置物 Photo: Asaki Abumi
2階の入り口手前では、不思議なおばあさんの置物がニヤリと微笑みかけてきます。実はこれこそが典型的な「ノルウェーのサンタクロース」。アメリカのサンタクロースとは異なり、小さなサイズで、男性・女性・子どもなど、様々な人型があります。ノルウェー語でサンタクロースは「ニッセ/Nisse」と呼ばれ、大好物はお粥。ニッセは家畜小屋にブタや馬と一緒に仲良く住み着いており、クリスマスの時期にドアにお粥を置いておいてあげないと、人間にイタズラをするといわれています。「いい子にしていたらプレゼント」をくれる天使のような存在というよりは、むしろ「大事に接してあげないと、悪さをしてくる」小人のような存在です。
写真のニッセは、まさに「ノルウェーのニッセ」の顔をしており、見るだけなら面白いかもしれませんが、お土産としてはためらう方もいるかもしれませんね。ご安心あれ、かわいい顔をしたニッセのマスコットや、ニッセを可愛らしくモデルにしたテキスタイルもたくさん販売されています。
かわいい北欧雑貨をお土産に
セーターを着たトナカイ。雪国ノルウェーではスキーが大人気のスポーツで、スキー板を履いているトナカイもいます Photo: Asaki Abumi
ほかにも、トナカイや天使、クリスマスツリーの飾り、窓際に飾るオーナメントなどの冬のキャラクターグッズが豊富。ノルウェー語では、「クリスマス」は「ユール/Jul」、「メリークリスマス」は、「グー・ユール/God Jul」といいます。クリスマス商品にはノルウェー語でこれらのメッセージが記載されているので、参考にしてくだい。ユーレフースの店内は「かわいい北欧雑貨好き」の方であれば、ワクワクする品揃えとなっているので、ブリッゲン観光の際にぜひふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょう。
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ユーレフーセの外観。赤茶色の木造の建物が目印 Photo: Asaki Abumi
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Julehuset/ユーレフーセ
住所:Holmedalsgården 1
電話:55 21 51 00
営業時間:月~金曜10:00~17:00、土曜10:00~16:00
定休日:日曜
アクセス:ベルゲン中央駅、大通りの「トルグアルメニンゲン通り/Torgallmenningen」や魚市場から、ブリッゲンに向かって歩き、ヴォーゲン湾/港沿いの通りの手前側に出ているお店。ベルゲンは観光スポット間の距離が短い街なので、中心地の移動は交通機関は使わずに徒歩でアクセス可能。赤レンガ色の木造の建物が目印