タイでの宿泊費(ホテル・ゲストハウス・サービスアパートメント)
ここ数年タイはホテルやサービスアパート建設ラッシュ。ローシーズンはプロモーションを行っていて安く泊まれることも(c)yoko sakamoto
バンコク、プーケット、チェンマイ、サムイなど主要な観光地では、数が多すぎてどこに泊まればよいか迷ってしまうほど。値段はホテルのクラスによって異なりますが、一般的に中級ホテル(3~古い4つ星クラス)なら1室1300~3000バーツ(約3640~8400円)程度。高級ホテル(4~5つ星)でも、1泊1部屋 3000~7000バーツ(約8400~19600円)と、日本に比べてリーズナブル! 世界的にも有名なマンダリンオリエンタルや、ペニンシュラなどのラグジュアリーホテルは米ドル表示のところがほとんどで、1泊1部屋300~500米ドルです。
また、最近バンコクを中心に増えてきているサービスアパートは施設、サービスなどホテルとほぼ同等で1泊からの短期間でも滞在が可能です。宿泊費がホテルよりも安い、オーディオ類が充実していてインターネットも無料というサービスがついていることから最近利用者が急増中。サービスアパートの料金は中級クラスなら1500~2000バーツ(約4200~5600円)、高級なところでも3000バーツ(約8400円)前後で泊まることができます。
昔からバックパッカーが多いバンコクにはいわゆるゲストハウスというものがあります。特に多いのは、王宮近くのカオサン通りとBTS国立競技場駅周辺で、 1泊100~600バーツ(約280~1680円)程度。部屋によって、シャワーやトイレが共同というところもありますし、エアコンがついていると料金は若干割高になります。
季節によるホテル料金の変動
季節によっても値段の変動もあり、気温も高すぎず雨季が明けた11~1月がハイシーズン、雨季にあたる4~10月がローシーズンです。ただし世界的な不況による出張需要の落ち込み、近年の政情不安によるデモの頻発などによりタイを訪れる外国人は減少傾向にあることから、ここ2~3年は、ハイシーズンになっても多くのホテルが大幅な割引プロモーションを打ち出していて、値下がり気味。また新たにホテルや手頃な価格のサービスアパートが続々とオープンするという供給過多の傾向もあり、今後はハイシーズンだからという理由でホテル料金が高くなるケースは少なくなるでしょう。
ビーチリゾートのホテル料金
プーケット島やサムイ島などリゾート地にあるホテルは、バンコクの政情不安などの影響もほとんど受けないためか、ハイシーズンになれば必ず世界中から旅行者が訪れますし、料金も高めに設定されています。一方、雨季のローシーズンに入ると旅行者の数が減るため、ハイシーズンの3分の1くらいの価格で泊まれるホテルもあります。このように価格差が激しいのがビーチリゾートにあるホテルの特徴です。知っておきたいホテルでかかる税金
タイではほとんどの商品(屋台や露店以外)にVAT(付加価値税)が7%かけられています。ホテルも例外ではありません。ホテルの場合は宿泊料やレストラン、スパ料金にVAT以外にサービスチャージも加算されていることがほとんどで、「++」と表記されてます。たとえば「100Bath++」と表記されていれば、税金が加算され、117バーツとなります。合計金額はレシートなどに「net」と書かれています。また、税金のかけられている商品は通常VATの払い戻しが可能ですが、ホテル宿泊料やレストランの支払いなど、タイ国内で消費されるサービスの税金は還付の対象外となります。
ホテルのチップ事情
日本にはほとんどチップという習慣がないため、タイのチップの相場が分からず戸惑ってしまうことがあります。基本的に気持ちのよいサービスを受けたときに渡すのがチップ。納得のいかないサービスに対して、無理してチップを渡す必要はありません。チェックインの際、荷物を運んでくれたベルボーイや、ルームサービスを持ってきたスタッフには、20バーツ(約56円)くらいが相場。ベッドメイキングのサービスが入るホテルの場合も、ベッドに20バーツ(約56円)置いて出かける場合もあります。
なかなかチップという習慣に慣れない日本人ですが、少しのチップで気持ちのよいサービスを受けられるなら、お得。スマートにチップが渡せる旅行者でありたいものです。
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