キャリアプラン

能力・キャリア開発における「自立」の意味とは

能力やキャリア開発をする上で、このところよく耳にするキーワードは「自立」です。ガイドの私は15年以上も前から、能力・キャリア開発のコンセプトワードとして「自立」を提唱しています。今回はその背景や意味、「自立」のために必要なことを考えていきたいと思います。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

能力やキャリア開発をする上で、このところよく耳にするキーワードは「自立」です。キャリア系の研修に参加すれば、講師の方から異口同音に「自立」という言葉が出てきます。とはいえいささか言葉だけが先行してしまっている感もあり、今回は改めてその背景や意味、「自立」のために必要なことを確認したいと思います。

「自立」が必要な背景

ビジネスを行う上で、技能的に「自立」することは繋がる上で最低限必要です

ビジネスを行う上で、技能的に「自立」することは繋がる上で最低限必要です

インターネットの出現により、これまでのコミュニケーション構造が劇的に変わりました。要約すると以下の通りでしょう。

1.コミュニケーションが縦一本から縦横斜めへ

インターネット以前、90年代後半までのコミュニケーションの形はおおむね「縦一本」でした。「縦割り」や「上下関係」という言葉があるように、セクショナリズムの危険性を孕んでいたわけですが、インターネットが当たり前のように利用される2000年代以降では縦に加え、横、斜め、更には組織を越えて、世界へも簡単に情報を受発信することができるようになりました。

2.権限集中から権限分散へ

インターネット以前の階層組織は「ピラミッド型」が主流で、頂点に君臨するトップがビジョンや戦略を策定し、ミドルである部課長へ繋ぎ、そして現場のリーダー・スタッフへ実行していく形でした。

インターネット以後、階層はよりフラットになり、トップを中心とする集中管理体制からミドルや現場を含めた分散管理体制へと変化を遂げました。それによって、トップのみならず、ミドルも現場も、身の丈大の目標や戦術を策定・実行することが必要になってきました。

3.アナログからデジタルへ

人を介してのアナログ情報が情報収集の中心だった時代から、Google等のサーチエンジンの登場によって世界中のあらゆるデジタル情報にアクセスすることが可能になりました。それによって、それらサーチエンジンを使いこなし全方位型の情報収集が出来る人材、また収集に留まらずデジタル情報を発信していく能力を持つ人材が求められるようになってきました。
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