助演男優はほぼ決まり！助演女優は大混戦！
まずはアカデミー助演男優賞から。候補者はこちらです。バーカッド・アブディ『キャプテン・フィリップス』
ブラッドリー・クーパー『アメリカン・ハッスル』
マイケル・ファスベンダー『それでも夜は明ける』
ジョナ・ヒル『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
ジャレッド・レト『ダラス・バイヤーズクラブ』
この部門は映画賞レースを席巻したジャレッド・レトに決まりかなと思っています。ひたむきで切ない女性らしさをまとった女装のレイヨンの存在はやはり印象深い。主人公を演じたマシュー・マコノヒーをしっかり立てていましたしね。ジャレット・レト一世一代の演技かもしれないとさえ思いました。
一部ではバーカッド・アブディの受賞の可能性もささやかれているけど、ほぼシロウトの彼に、これほど栄誉ある賞を与えていいのかな～と。『キャプテン・フィリップス』でのアブディは素晴らしかったけど、それって監督の演出の力や主役のトム・ハンクスに引っ張られたとも言えそうな気も。レトの対抗馬はしいてあげればマイケル・ファスベンダー。残酷で感情のかけらもない最低の人間の救いようのなさを演じきって圧倒的な迫力。でもできればレトに受賞してほしいです。
独断と偏見の予想：助演男優賞★ジャレッド・レト『ダラス・バイヤーズクラブ』
女装姿はかよわかったけど、素のレトはこんなにたくましく
お次はアカデミー助演女優賞予想。候補はこちらです。
サリー・ホーキンス『ブルージャスミン』
ジェニファー・ローレンス『アメリカン・ハッスル』
ルピタ・ニョンゴ『それでも夜は明ける』
ジュリア・ロバーツ『8月の家族たち』
ジューン・スキッブ『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
全米各映画賞ではルピタ・ニョンゴが独走。『それでも夜は明ける』で本当に可哀想で同情せずにいられない奴隷の女性を演じ、胸をわしづかみにされます。強烈なインパクトを残す役で、それに応えた彼女は立派！なのですが、そのニョンゴを猛追しているのがジェニファー・ローレンス。彼女は昨年、主演女優を受賞したばかりだけど、個人的に主演女優賞受賞作の『世界にひとつのプレイブック』より『アメリカン・ハッスル』のジェニファー・ローレンスが好きなので、ジェニファー押し！ 2年連続で主演と助演をもぎ取るなんて話題性抜群だし、彼女ならそんな偉業も達成しちゃいそうな気がするのですよねえ。
しかし、もうひとり気になるのが『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』のジューン・スキップ。自分が昔いかにモテたかと自慢話する主人公の妻役。愛嬌たっぷりのかわいいおばあちゃんで、彼女の場面は笑いっぱなし。私的にはジューン・スキップは次点であり！
独断と偏見の予想：助演女優賞★ジェニファー・ローレンス『アメリカン・ハッスル』
飛ぶ鳥を落とす勢いのジェニファー・ローレンス
さて、ガイドの予想はどこまで当たるのか？2014年3月3日（日本時間）の第86回アカデミー賞授賞式ですべてが決定します。華やかな授賞式を楽しみながら、ドキドキと受賞結果を待ちましょう！
