手芸用の紐の種類とは? どの紐が使えるのか
紐といってもいろいろ
巾着などの袋物を作る材料を探しに行ったお店で、いろいろな紐があって迷ったことはありませんか?紐を使い分けると、より使いやすい小物になりますので覚えておくといいですね。手芸でよく使う紐をご紹介します。
手芸用紐1:アクリルコードと綿コード
綿コードとアクリルコード
一番よく目にするのがこのタイプでしょう。見た目はそっくりですが、綿素材とアクリル素材のものがあります。アクリル素材は軽くて発色も良いのでパステルカラーなどきれいな色もたくさん揃っています。この写真では上から太めの綿コード、中サイズの綿コード、同じく中サイズのアクリルコードです。
アクリルの方がお値段もやや安くなります。自然素材にこだわる場合は綿コード、カラフルなものが欲しい場合はアクリルコードと使い分けるといいですね。
手芸用紐2:平紐と江戸打紐
平紐と江戸打紐
この写真では上が綿麻素材の平紐です。平紐はその名の通り平らな紐で、編み上げデザインの洋服などに使われます。小物でも、紐がかさばってほしくない場所に使うと便利です。素材はレーヨンや綿、麻などがあります。
写真の下はレーヨン素材の江戸打紐です。和風な色合いのものが多く、日本で昔から巾着や飾り紐に使われてきました。本来は絹素材ですが、現代では見た目が似ているレーヨン素材が安価に出回っています。滑りが良く光沢があるため、大人っぽい印象に仕上げたい和小物にぴったり。
手芸用紐3:ワックスコード
ワックスコード
写真上から太め、中、細のワックスコードです。ワックスコードは、靴紐などによく使われています。ワックスを染みこませた革紐を模して、樹脂で表面を固めた綿やポリエステル素材の紐です。これを巾着やミニバックの紐として使うと、綿コードよりも高級感のある仕上がりになります。細いものは編んで使ってもおもしろいですよ。
手芸用紐4:麻紐と紙紐
麻紐と紙紐
写真の左側が麻紐、右側が紙紐(ペーパーラフィア)です。ナチュラル素材として人気で、ラッピング用の紐としても使われることがあります。
手芸用の紐、絡まないまとめ方は?
紐のまとめ方
一度に使い切れない量を買った場合、長いままだと絡まってしまい、いざ使うときに困ることがあります。細い紐は厚紙や糸巻きに巻いておきましょう。また、綿コードのようにかさばる紐の場合は輪ゴムを使いましょう。最初に輪にしてまとめたら、輪の中心に輪ゴムをつなげたものを通して、写真のように縛っておきます。輪ゴムだと伸縮性があるため紐が減ってきてもしっかり押さえてくれます。
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