子どもに教える不審者対策
子どもは一人の時が危ない!
これらの事件に見るように、不審者はターゲットの子どもにまず「ちょっと」と声をかけるだろうと思われます。一般の人でもたとえば道を尋ねるにしても「ちょっとすみません」と声をかけますから、ごく自然といえるでしょう。普段、犯罪とは無縁の生活をしている人々にとっては、「ちょっと」が犯罪被害に直結するとは想像もしていないのではないでしょうか。
しかし、ターゲットにされる子どもからすれば、「連れ去り」ひいては「性被害」のきっかけともなり得るので、厳重な警戒が必要です。親などの保護者は子どもに対して、「知らない人についていってはいけません」と伝えているはずですが、これまで以上に、より細かく教えるべきでしょう。
「知らない人から『ちょっと』と言われてもついて行ってはいけません」「知らない人から『ちょっと』と言われて、連れ去られている事件が起きているので、気を付けて」「警察官が1人で子どもに『ちょっと来い』とか絶対に言わないから、それは違うから逃げて」と具体的に伝えるようにしましょう。