交際相手からの侮辱に耐え続けていませんか?

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ひどいことをされても、「好きだから」と許していませんか?

男女交際では、思わぬ言葉で相手を傷つけてしまったり、嫌な気持ちにさせてしまうことは、たびたび起こるもの。とはいえ、相手から侮辱的なことを言われたり、されたりしているなら、今後の対応をじっくり考えた方がいいかもしれません。 たとえば、相手の次のような言動に、心当たりはありませんか?
  • 「ブス」「デブ」「バカ」「能なし」などと、たびたび言われる
  • 突き飛ばされたり、髪を引っ張られたり、物を投げたりされる
  • 殴るふりをされたり、「ぶっ殺す」などと言われて脅される
  • メールの履歴をチェックされ、行動や友だちとの付き合いを制限される
  • 貯金を勝手に引き落とされたり、無理矢理お金を払わされたりする
  • 無理やり性行為をさせられる、拒絶しても応じてくれない
本当は嫌なのに、相手を思いやって「いつものことだから」「ちょっと気が強いだけ」と考えてみたり、好きだからこそ「愛情の裏返し」「私に甘えている証拠」と解釈して、相手を悪者にしないように、関係を壊さないようにとしている人は多いと思います。しかし、上のような行為は「デートDV」と呼ばれる暴力なのです。

デートDVとは……侮辱的な言葉、束縛、性的強要も「暴力」!

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暴力の範囲は広い! 相手の行動もデートDVかも?

夫婦、元夫婦、事実婚カップル間で起こる暴力を「DV」と言いますが、同じようなことは、交際中の男女でも起こり、これを「デートDV」と言います。具体的には次のような言動です。
  • 身体的暴力――殴る、蹴る、突き飛ばす、引きずり回す、物を投げつける、髪を引っ張る、など
  • 精神的暴力――酷い言葉で侮辱する、脅す、無視する、など
  • 社会的隔離――つきまとい、頻繁なメールや電話、詮索、監視、など
  • 経済的暴力――お金や物を貢がせる、お金を返さない、など
  • 性的暴力――性行為の強要、性行為中、望まないことをさせられる、避妊に協力しない、など

一般的に、DVやデートDVでは、殴る、蹴るの身体的暴力を想定する人が多いですが、実は上のように、たくさんの言動が当てはまるのです。侮辱的なことを言われ続ける、行動を監視され、メールの履歴をチェックされる、無理やり性行為に付き合わされる、避妊をしない、お金を取られる、といったことも「暴力」なのです。

また、2014年1月にはDV防止法が改正され、夫婦、元夫婦、事実婚カップルだけでなく、同居中のカップルからの暴力、つまり一部のデートDVも、DV防止法の対象となりました。これにより、同居中の相手から身体的暴力を受けた場合には、DV防止法に基づいて、被害者は一時保護などの法的制度を利用できるようになりました。

とはいえ、法制度利用に発展する前に、まずは「暴力のない交際」を心がけるのが大切です。それにはどうしたらいいのか、次のページから考えていきましょう。