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季節や年中行事にあわせて英語でカードを送ろう

欧米人は、誕生日やクリスマスなどのイベントごとにカードを送るのが大好きです。カードならメッセージも短くてすみますし、日本らしいデザインや個性的なものは特に喜ばれます。ここでは、カードを送ってみたい行事やそれにあわせた例文をご紹介します。

小島 由美香

執筆者:小島 由美香

トラベル英会話ガイド

クリスマス(とお正月)

グリーティングカード

欧米では、専門店に行かなくてもほとんどのスーパーや薬局などでグリーティングカードを買うことができます。バラエティも豊かなので、旅行の際に買いだめておくのもよいかも

クリスマスを盛大に祝う欧米ではお正月の存在感はあまり大きくなく、年賀状を送るという習慣もありません。クリスマスカードに新年のあいさつもまとめてしまうのが一般的です。

"Merry Christmas and Happy New Year!"

典型的なクリスマスと新年を祝うメッセージ。『おめでとう』のような決まり文句のため、"Happy New Year" の前に"A" は不要です。

"I wish you a merry Christmas and a happy new year."
"Wishing you a merry Christmas and a happy new year."

最初の例と異なり、この場合は"merry Christmas" と"happy new year" の前に"a" を付けます。『あなたに~と~をお祈りします』と、"merry Christmas" と"happy new year" がそれぞれ名詞的に使われているからです。

"Happy Holidays."

"Holidays" とはクリスマスや新年など、その時期に祝うおめでたいことを総称しています。ユダヤ教など、欧米にもクリスマスを祝わない宗教もありますので、相手がクリスマスを祝うかどうか不明のときはこれが無難。

"Season’s greetings."

直訳すると『季節のごあいさつ』となりますが、これも同じく、宗教色のない年末年始のあいさつ文です。


バレンタイン、母の日、ハロウィーンなど

バレンタインデー(2月14日)、母の日(5月の第二日曜日)、父の日(6月の第三日曜日)、ハロウィーン(10月31日)などは欧米でも盛大に祝われるイベント。気軽にカード送るにはぴったりの機会です。

"Happy Valentine’s day!"
"Happy Mother’s day!"
"Happy Father’s day!"
"Happy Halloween!"

お気づきのように、すべてイベントの名称の前に"Happy" を付けるだけ。ちなみに、バレンタインデーは、恋愛関係の間柄だけでなく友人(同性、異性問わず)や親子などの間でも広く祝われていますが、チョコレートを贈るというのは日本独特の習慣のよう。カードだけでもじゅうぶん気持ちが伝わります。

次のページでは、「結婚や出産などそのほかのお祝い」について扱います。

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