起業・会社設立のノウハウ

事業コンセプトのつくりかた

起業する際にやっておきたいことの1つが事業計画書づくり。中でも事業コンセプトを明確にしておくことが起業の成否を分けるとともに、創業融資や補助金の獲得にも影響を与えます。多くの起業家の事業計画書を指導してきたガイドの経験をもとに、事業コンセプトのつくりかたを公開していきます。

中野 裕哲

執筆者:中野 裕哲

起業・独立のノウハウガイド

起業の準備をする際、ぜひともやっておきたいことの1つが事業計画書の作成です。創業融資や補助金を獲得する上でも必要になりますが、それ以上に事業そのものを成功させるうえでも威力を発揮します。事業計画書を書くうえで、特に大事なのは事業コンセプトの部分。ココがあいまいだと説得力を欠き、創業融資や補助金の獲得が難しくなるばかりか、事業そのものの成否にも大きな影響を与えるといってもいいでしょう。今回は事業コンセプトのつくりかたについて見ていきます。

「誰に」、「何を」、「どのように」売るのか?

誰に、何を、どのように売るのか。簡潔に説明できるか

誰に、何を、どのように売るのか。簡潔に説明できるか

想像してみてください。起業後、あなたは異業種交流会に参加するとします。参加者同士で名刺交換をしますよね。そのとき、自分のビジネスをどのように説明しますか?

これが事業コンセプトです。優秀な人は自分のビジネスを30秒以内でスパッと説明します。いや、30秒も要らないです。10秒で説明できると思います。逆にダメな人は、これを2分、3分とダラダラ説明します。簡潔に説明できるほどに体系化できていないことが原因だ思われます。当然、話した相手は後で思い出せず、全く営業にも結びつきません。

さらには、事業コンセプトがあいまいだと、ターゲット客層から見て、ブレていて魅力のない商品・サービスになってしまいます。つまりはターゲット客層から見て、「刺さらない」ビジネスでスタートを切ることになるのです。

このようなことにならぬよう、起業前に事業コンセプトを明確にしておきましょう。簡単にいうと「誰に」、「何を」、「どのように」売るのか。その3つを簡潔に答えられるかです。これが事業計画書でもまさにキモの部分に当たります。

参考情報:「事業計画書の書き方

誰に

まず、「誰に」その商品サービスを提供するのでしょうか?ある一人の人物(またはある会社)を想定できるまでにプロファイリング。ターゲット客層を絞り込んでいきましょう。

■個人がターゲットだとしたら
  • どこに住んでいる?
  • 何歳くらい?
  • どこに通勤している?
  • どんな職業?
  • どんなことに関心をもっている?
  • どんな家族構成?
  • どんな趣味をもっている?
  • どんな悩みを抱えている?
  • 何を実現したい?   etc.
■法人がターゲットだとしたら
  • どこにある会社?
  • 従業員数は?
  • 業種は?
  • 資本金は?
  • 何が経営課題?
  • 何を実現したい?   etc.
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