加圧トレーニングでお腹痩せはできるの?
加圧トレーニングで腹筋が割れる⁉
その理由は大量に分泌される「成長ホルモン」
適正圧で適度な加圧トレーニングをすることで通常の100倍から290倍の成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンは主に「筋肉をつけやすくする」「脂肪を燃焼させる」「肌の保湿力をあげる」などの働きがありますが、脳の下垂体前葉から分泌された成長ホルモンはその後血管を通って全身に流れます。つまり大量に分泌される成長ホルモンが体全体に及ぶこととなります。さらに、筋肉を動かして疲れた部位に成長ホルモンがより働きかけると言われているので、加圧トレーニング前後にお腹周りの筋肉を動かして疲労させることにより腹筋群の筋力アップ、脂肪燃焼に効果的に働きます。加圧トレーニングで「タイプ別」お腹痩せダイエット
悩み多きお腹を加圧トレーニングで効率的にダイエット
1.下腹ぽっこりタイプ
このタイプはお腹をぺたんとへこませることができない、姿勢が悪く疲れやすい、腰痛がある、といった悩みがある人も多いです。
すべての腹筋は肋骨から骨盤につながっていて腹部の内臓を支えています。最も内臓に近い深い部分でお腹周りを覆う「腹横筋」、お腹の中央を縦に走る表面の筋肉「腹直筋」、そして身体の脇をななめに走る「腹斜筋」が腹筋群としてその役割を担っていますが、腹筋の力が衰えてくると重力の影響を受けて胸郭と骨盤の距離が縮まって猫背になります。収まっている内臓の量は変わらないので身体の脇の部分が縮んだ分だけ内臓は前に押し出されて下腹がぽっこりしてしまうのです。
腹筋群の中でも内臓をコルセットのように包み込む腹横筋がとりわけ弱い場合が多いので、まずは腹式呼吸とお腹をめいいっぱいへこませるドローイン(draw in =引っ込める)を加圧トレーニングの前後、さらには日常的に行うことでぽっこりお腹が徐々に解消されていくでしょう。腹横筋を鍛えることで腰痛解消にもなり、「押し出す力」も強まるので便秘の解消にも役立ちます。
2.ウエスト浮き輪タイプ
ウエスト周りに段々々と浮き輪のように脂肪がついているこのタイプは、腹筋群が一様に使えていない可能性が大です。下腹ぽっこりタイプの方同様に、腹式呼吸とドローインで腹横筋を強化しながら、腹斜筋、腹直筋をバランスよく鍛えていくことでお腹痩せが期待できます。加圧トレーニングの前に腹筋群を強化するピラティスの動きやトレーニング中も体幹を安定させるインナーマッスルを意識することで、お腹周りの筋力を強化し脂肪を燃焼させることができます。
3.メタボ腹タイプ
まずはファスティングなどで内臓を休ませてあげることもお腹痩せには効果的です!
その場合、まずはファスティング等で内臓を休ませ、伸びきった筋肉を元の状態に戻してあげる方法もよいでしょう。この場合はファスティング、復食期を経たのち加圧トレーニングを取り入れるのが有効です。
お腹痩せダイエットのためには加圧トレーニングに、呼吸、正しい姿勢、食事改善、ファスティング、そして腹筋群に働きかける運動を組み合わせることで相乗効果をあげることができます。自分のお腹のタイプに合わせた方法でのお腹痩せダイエット、今年はぜひ成功させましょう!
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