発表会当日に備える準備3つを事前に練習しておくことで当日の慌ただしさが軽減します。
発表会当日のための3つの準備
発表会当日はとても慌しいものです。メイクをして、ウォーミングアップをして、衣装を着てと、とても非日常的です。この非日常的なあわただしさの中、舞台で自分の実力を出し切るためには当日をシミュレーションして平常心を保つことが大切ですね。そのためにも発表会当日に備える準備3つを事前に練習しておくことが大切です。舞台用のメイク
普段のメイクとまったく違うのが舞台用のメイクです。舞台ではライトがたくさんあたるので、そのライトに負けないメイクをする必要があります。ライトに負けないメイクのためには陰影作りが大切です。鼻を高く見せるためや堀を深く見せるために茶系のラインを入れます。ここまではなんとなくイメージがつかめるかと思います。忘れがちなのが、影とは反対の 「ホワイトを乗せる」 部分です。陰影作りで影の部分を作ること同じくらい大切です。影を際立たせるためにその影の横を白く際立たせます。
これでベースメイクは完了。あとは役柄に合わせて目と頬、そして口紅の色を決めていきます。目には衣装と同じ色を、頬と口紅には、村娘ならオレンジ系の色、お姫様ならピンク系の色を塗ると良いでしょう。
これでばっちりですね。本番当日にあわてないためにも、何度か練習してみてはいかがでしょうか? バレエショップでメイクの仕方などを教えてくれますのでそのようなサービスを利用することもお勧めします。
舞台用のヘアーセット
大人からバレエを始めた方にはなじみはないかもしれませんが、子どもがバレエ教室に通うとき、彼女たちは髪の毛をお団子にしています。髪の毛をお団子にして通わせるのは、身だしなみを整えてレッスンに臨むようにという教育的指導でもあります。大人の方は自由なヘアースタイルでレッスンに参加している方がほとんどではないでしょうか?いざ発表会の舞台に立とうというとき、やはり手が慣れていないこともあり、お団子作りに手間取るかも知れませんね。発表会が近づいたら髪の毛をお団子にまとめる練習を前もってなさることをお勧めします。
お団子作りの基本はなんと言ってもきれいなポニーテールを作ることですね。髪の毛にポニーテールのためのクセをつけるために、ブラッシングを沢山行いましょう。ポニーテールが出来たら、髪の毛の束をねじって髪の毛を結んだゴムに巻きつけていきます。そしてネットをかぶせて髪の毛をつぶしながらなじませます。後頭部のラインを滑らかにするために髪の毛をつぶします。ネットの際にU-ピンを刺したらお団子の出来上がりです。
◎お団子作りのワンポイントアドバイス
髪の毛をまとめるために、ディップやスプレーなどを使用します。使用した後はしっかりブラッシングして、更に手でなじませてください。そうすると髪の毛に光沢が出て舞台上で映えます。頭にラメのパウダーを落としてもキラキラしてとっても見栄えが良くなるので試してみてください。
舞台用の衣装
舞台で使用する衣装はほとんどが貸衣装ではないでしょうか? 貸衣装専門店から借りると、補正の仕方などのリーフレットが同封されています。そのリーフレットにしたがって補正をしましょう。補正で一番大切なのは、動きやすい範囲で補正をするということです。細く見せたいからとウエストを絞りすぎると動きにくくて実力を発揮できなくなるかも知れません。一度で補正を済まそうとせずに、何度か補正を繰り替えしましょう。自分の体と動きにフィットした衣装になると思います。
クラシックチュチュではスカート部分が跳ね返らないようにスカートを抑える必要があります。スカート部分がボディーの刺繍などに引っかかる可能性があるからです。上から4、5枚程度を目安に縫いとめましょう。
これで発表会の準備は万端です。舞台で実力を発揮する準備が整いました。後は舞台で踊るだけですね。