Aterm PA-WF800HPの概要
Aterm PA-WF800HPは、PA-WG1800HPの姉妹機だ。価格は、PA-WG1800HPと比べるとかなりリーズナブルだ。
PA-WF800HPのサイズは、PA-WF800HPより一回り小さい。このサイズで11ac対応とは思えないほどだ。
機能的には、PA-WF800HPで挙げた「ファイルサーバとして利用」「メディアサーバ機能」「USBカメラ機能」の各機能が省略され、本体裏面のLANポートも100BASE×3になっている。
セットアップに関しては、コンピュータでの「らくらく無線スタート」やスマートフォン用の「らくらくQRスタート2」が継承されており使いやすい。
Aterm PA-WF800HPのアクセス速度
先程と同じ環境でアクセス速度を計測してみた。ここでは、先のPA-WG1800HPと比較してみてみよう。下のグラフにある上の2つの折れ線がPA-WG1800HPで、下の2つがPA-WF800HPだ。一見して分かるように、やはり明らかな差がある。特にD地点では、事実上使えない。実際、測定中に接続が切れることがあった。
何部屋もある邸宅で利用するのであれば、PA-WG1800HPの方をお勧めしたい。しかし、ワンルームマンションで個人的に利用するのであれば、価格の安いPA-WF800HPで十分だ。50~80Mbpsもあれば、高速なLTE回線と同様にストレスなく利用できる。また、将来的に手持ちのノートパソコンやスマートフォンが11acに対応すれば、そのモードで接続ができる。
Aterm PA-WF800HP。
PA-WF800HPも、Interop Tokyo 2013において、グランプリ賞を受賞している。お勧めの一品だ。