記事『じぇじぇじぇ!流行語をフランス語ではどう言うの?』で取り扱った「倍返し」の作文のように、日本語での曖昧箇所を一つ一つ明らかにしていくことでフランス語のフレーズは完成します。今回は、「いつやるか?」「今でしょ!」を使ってもう少し練習してみましょう。


「いつやるか?」は誰に向かって語りかけているのか?

「いつやるか?」という質問とのセットで、世代を問わず盛んに用いられた言葉、「今でしょ!」。あらゆるシチュエーションで使えることが人気の秘密でもあります。ところが、このあらゆるシチュエーションで使えるということが、作文の際に難しく思われる原因となります。それでは、基本に戻って考えてみましょう。

まずは主語をどうするか?ですが、「倍返し」と異なり、「いつやるか?」の「やる」の動作主は、基本的には話しかける相手になりますので、tu(君)もしくはvous(あなた(たち)が一般的でしょう。もちろん、自分自身にはっぱをかける為に言っている場合であれば主語はje(私)になるでしょうし、私たちを意味するnousonの可能性もあります。まあ、ここまではそれほど難しくないですね。

何をやるのか?

次に「する」を意味する動詞の選択ですが、フランス語で「する」と言ってすぐに思いつくのはfaire(フェール)ですが、例えばフランスでお母さんが子供に「(宿題)いつやるの?)」というときに用いられるse mettre à ~(ス メットル ア~/取りかかる)を使うとより近いニュアンスになるでしょう。

次に「何を」するのかですが、日本語で省略されている部分を補うのはなかなか煩わしいものですが、目的語にあたる部分をきちんと考えなければなりません。この場合、宿題であれ、掃除であれ、既知の事象になりますので「それ」にあたるものを持ってくることが必要となります。さて、se mettre à を使った場合はどうなるでしょうか?ちょっと考えてみてください。

次ページでは正解と「今でしょ!」のフランス語訳をお届けします。