今からできる！ お金がかからない寒さ対策(2ページ目)

ぬくもりを逃がさない居住空間を作ろう！

以前、コラム「ちょっとお金がかかる？　暑さ対策！」で、「冬の暖房時の熱が窓などの開口部から流失する割合が、約6割」ということをご紹介しました。開口部の次に熱が多く奪われるのは、外壁（15％）、換気（15％）、床（７％）となっています。二重窓（サッシ）を取り付けられる場合は、寝室やリビングなど、優先順位の高い部屋から取り付けられるといいのですが、費用もかかりますし、賃貸住宅などで、手を加えられない、という場合も多いでしょう。比較的すぐにできて、効果が高いのは、床までゆったり届く長さの厚手のカーテンを取り付けることです。最近は、遮熱効果が高いカーテンも出回っていますので、組み合わせて使ってみてはいかがでしょうか。

ガイド平野の家では、夏に何箇所か遮熱カーテンを取り付けたのですが、そのカーテンのおかげで、冬になっても窓からシンシンと伝わる寒さが大分和らぎ、エアコンの暖房効果も高くなっています。カーテン以外にも、窓に張る防寒シートなどさまざまなグッズが販売されていますので、住まいの状況に合った物を取り入れてみるのも良いでしょう。
●Amazon「防寒シート 窓」

少しお金はかかるけれど……長い目で見た寒さ暑さ対策に

これから家を建てたり、リフォームをする予定の方、初期コストはかかるけれど長い目で見て省エネ効果がある家にしたい、という場合は、断熱効果の高い窓や壁・屋根を取り入れることをお勧めします。
●寒さと結露を軽減する「断熱リフォーム」が手軽に！

あったか寝具を取り入れよう

以前、ある方が「前は、就寝前に布団乾燥機で布団を暖めていたけれども、最近は湯たんぽを使っているんですよ。」とおっしゃっていました。お風呂上がりに、じんわりとやわらかな暖かさが広がっているお布団、気持ちいいですよね。特に足が冷えてつらい、という方にとって、湯たんぽは強い味方でしょう。

ちなみに、ガイド平野は、昼間使い捨てカイロを使った後は、布団の上に置いておき、余熱で温めたりしています。（意外と暖かくなります！）このほか、インターネットで「あったか寝具」と検索すると、シーツや布団カバー、敷きマットからパジャマまで、実にたくさんの便利グッズが出ていることがわかります。お店で直接肌触りを確かめられるのが確実ですが、ベッド派の方も、布団派の方も、一度ぜひ「あったか寝具」で検索して、種類や価格、評判などをチェックしてみてください。
●冬のあったか＆ぐっすりを叶える3つの快眠グッズ（布団・寝具／睡眠美容のコツ）

ペットの寒さ対策も忘れずに！

ペットショップにも寒さ対策のグッズがたくさん並ぶ季節になりました。童謡のイメージからか、なんとなく「猫は寒がりで、犬は寒さに強い」印象がありましたが、身体の大きさや毛質、年齢（子犬やシニア犬）、体質によっては、寒さに弱い犬も多いのだそうです。飼っているペットに合わせた寒さ対策をしてみましょう。ガイド平野の家でも、冬場はケージ近くの窓のカーテンを床まで届く物に付け替えたり、ムートン風のクッションやすきま風が入りにくいベッドに替えたりしています。

動く（行動する）ことで心も温まれる！

衣食住を中心に、身体を暖める方法をまとめてみましたが、身体を中から暖める方法としては、身体を動かすことが最も効果的かもしれません。どんなに寒くても、大切な人とイルミネーションなどのレジャーに出かけたり、スキーやジョギングなどスポーツをするときは、寒さを感じにくいですね。家にいる時も、ストレッチやヨガ、室内スポーツゲームなど、ご家族で楽しんでみてください。

また、クリスマスや年末年始は、地元でイベントやチャリティバザーなどが開催される機会も多いと思います。地域での活動やチャリティに参加することで、心もほっこりできるといいですね。皆さんとご家族が、この冬も暖かく幸せに乗り越えられますように！
●品格を変える!? あなたのお金の使い方

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