大学生の奨学金/奨学金の基礎知識・トレンド

奨学金のポイント 「予約採用のメリット」(3ページ目)

日本学生支援機構奨学金の定期採用には、高校在学中に進学後の奨学金を予約する「予約採用」と大学進学後に申し込む「在学採用」と大きく2つの方法があります。実は、在学採用よりも予約採用の方がメリットは大きいと感じています。今回は、予約採用のメリットについて解説いたします。

久米 忠史

執筆者:久米 忠史

大学生の奨学金ガイド


予約採用のメリット(3) 「進学届時に重要項目を変更をできる」

予約採用で採用が決まったからといって、奨学金の支給が自動的に始まるわけではありません。

大学入学直後に、“奨学金の最終手続きを行なわなくてはならない”ということを忘れないでください。

最終手続きを「進学届」といい、この進学届を終えて初めて正式に奨学生に認定されることになります。

実は、進学届の提出時に、予約採用の申し込み段階で選択していたほとんどの重要項目を変更することができます。
解説画像

JASSO奨学金 進学届時変更可能な主な項目


高校3年生の一学期に予約採用で申し込んだ後、家庭の状況の変化や進路変更などによって、貸与月額など奨学金の必要度合いが変わることがあるでしょう。

そうなっても、進学届時に多くの選択項目を変更することができることを知っていれば安心です。

合格発表後から入学するまで、時間をかけてじっくりと親子で話し合うことができます。

※進学届を怠ると、奨学金の受給資格が喪失するのでご注意ください

続いて予約採用の4つ目のメリットを解説します。
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