約3.6haの第1種市街地再開発事業地内のタワー棟全734邸
「GARDEN CITIES構想」で、緑連なる街づくりが進行中
「パークシティ大崎 ザ タワー」(三井不動産レジデンシャル 日本土地建物販売 大成建設 大和ハウス工業 新日鉄興和不動産)は、JR山手線「大崎」駅徒歩6分の地に建つ全734邸、地上40階建ての大規模タワーマンションです。同物件は、北品川五丁目第1地区第1種市街地再開発事業地内に位置し、オフィス・商業施設等が一体で整備されます。同市街地再開発事業の面積は、約3.6haにも及びます。国土交通省発表の平成25年都道府県地価調査によれば東京都の住宅地の上昇率は、北品川五丁目が首位で対前年比6.3ポイントのアップ。同開発が注目されていることがうかがえます。
大崎駅の駅前を出ると、商業・業務の集積ゾーンとして計画的に整備された街であることがわかります。大崎ニューシティ、アートビレッジ大崎、ゲートシティ大崎といったオフィスを中心としたビル群が連なります。さらに、駅東側ではシンクパークなどの新たな商業・業務集積が近年竣工しています。
JR東日本旅客鉄道のHPによれば、2002年の「大崎」駅の乗降客数が、61,462人。これが、2012年には、138,311人に。開発が急ピッチで進んでいることがわかります。りんかい線で、臨海地区にダイレクトでアクセスできることもこの街の魅力です。
駅を出て街を歩くと、都市でありながら緑が多いことに気づきます。複数の開発街区で、「地域の一体的な景観形成」を目指し、1990年代に「GARDEN CITIES構想」が締結。街区が協調し約29haが緑地空間で連なるように街づくりが進められています。「オーバルコート大崎」や「東京サザンガーデン」など既に完了したプロジェクトは、街路に配した木立が街を潤わせています。
大崎駅の山手線内側ゾーンには、目黒川が流れています。再開発で、区立五反田ふれあい水辺広場が整備されるなど、川の両岸には歩道が整備され目黒川を渡ったゾーンは、オフィス街から一線を画した住宅中心のゾーンになっています。
同開発では、新たな7つのガーデンが整備される予定です。地域に公開されたこうした憩いのスペースは、暮らしに安らぎをあたえそうです。
次のページでは、街区の特徴とパークシティ大崎 ザ タワーのプランニングを紹介します。