「雑談」は難しい!?
英語のスモール・トークは意外に難しい?
ところが、この「small talk」と呼ばれる何気ない雑談で交わされる英語で苦戦することがしばしば。ということで、どうしたら雑談力を上げることができるかご紹介いたしましょう!
雑談力は、準備から!
実は雑談力というのは、『準備』がものを言います。何気ない雑談に準備? と言われると一瞬戸惑われるかもしれません。ですが、あまり知られていないことですが、欧米ではこの何気ない雑談にも多くのビジネスパーソンが事前準備をしているのです。例えば、雑談といっても、接待や会食などの場合には、当然のことですが準備をするのが営業の鉄則と言われています。これは洋の東西を問わないと言えます。
以下では、small talk成功の秘訣をご紹介します。これを読んで、雑談力を上げましょう。
small talk成功の秘訣(1)~相手の情報を入手する
成功の秘訣その1は、事前に相手の情報(趣味、家族構成、関心の強い分野など)を入手しておくことです。社内であれば共通の知り合いから、また社外で著名な人であればWikipediaなどから、事前の情報を入手しておきます。外資系などの会社によっては、事前に相手先情報が送られてくる場合もあります。
例文:What do you do when you you have a free time?
(時間のあるときには、何をなさっているのですか?)
例文:How many children do you have? If I may ask.
(お子さんは何人いらっしゃるのですか?差し支えなければ)
例文:I heard that you are a financial expert.
(金融のエキスパートとお伺いいたしましたが)
small talk成功の秘訣(2)~定番の話題を用意する
準備こそがカギ!
相手との心理的な距離を縮めるために一番有効な会話は、相手が必ず同意してくれる会話と言われています。そのため、定番は、まずお天気の話題、映画や好きなスポーツの話題などが最適です。
例文:What team are you on?
(どのチームのファンですか?)
例文:Have you ever seen Hayao Miyazaki's movie?
(宮崎駿の映画はご覧になったことがありますか?)
例文:How do you like the climate here in Japan?
(日本の天気はいかがですか?)
例文:It's very humid, isn't it?
(とても蒸し暑いですよね?)
small talk成功の秘訣(3)~質問内容を準備する
事前に相手先の情報が手に入った場合には、その情報に基づき、予め質問を用意しておきます。<質問をするときのマジック・ワード>
さて、相手によっては、質問の内容が、踏み込みすぎていたり、若干プライベートな領域に入っていると感じるケースもあります。その際に覚えておくとよいのが、以下の表現です。
"If I may ask." (差し支えなければ)
日本人のメンタリティーにも合っているので、是非覚えておきましょう!
事前の準備と質問がカギ!
相手の興味のある分野や、相手のことをより良く知る、という観点からの質問は、聞かれる方も嬉しく、話しやすいものです。ビジネスでのsmall talkを成功させる一番の秘訣は、実は準備にあります。何気ないといっても、欧米では「毎日職場で何を話すか」あるいは「どんなジョークを言うか」を前もって準備しているケースがほとんどです。
とりわけ商談での会食では、しっかりと相手先の情報を事前に入手し、相手の立場に立った質問をすることが大切です。