コタキナバルのランドマーク、コタキナバル市立モスク
駐車場側から見た市立モスク。美しい写真を狙いたい方は水辺を挟んだ道路側から撮影すると水面に反射したモスクの姿が入ってより綺麗です
観光客の見学も広く受け入れており、コタキナバル市内の他のモスクと比べても、この市立モスクが一番見学の手順や案内がきちんと整えられているので、見学に訪れるにはおすすめのモスクといえます。
街から車で15~20分程度離れた場所にあるため、タクシーを往復チャーターするか、街からタクシーで北方面に行くついでにちょっと寄ってもらうかが一般的ですが、安くあげるなら街のバスターミナルからリカス(Likas)方面行きのバスに乗ってモスクの前で降ろしてもらうという方法もあります。
市立モスク内部の見学手順と注意点
観光客のためのインフォメーションカウンター(受付カウンターは写真の建物の中)。内部の見学をしたい方はまずはこちらへ
看板に書かれている見学時間は「金曜以外の8~12時と14~15時半」となっていますが、実際はそれ以外の時間帯や金曜日でもお祈りの時間と重ならなければ中に入れてもらえます。お祈りの時間は毎日若干異なりますので、まずはインフォメーションカウンターのスタッフに確認してみて下さい。
そちらでOKがもらえたら、インフォメーションカウンターの奥で女性はガウンとスカーフをレンタルして着用します。男性も半ズボンの場合はガウンをレンタルしないといけませんが、長ズボンを着用していたらレンタルは任意です。レンタルはかぶり物含めてひとり一式3リンギット。約100円ですから、せっかくなら男性もレンタルして着用してみることをおすすめします。ガウンにトゥドンと呼ばれるスカーフやソンコと呼ばれる帽子をまとった姿でモスクを背景に写真撮影すれば、思い出の一枚になること間違いなしです。
服装の準備が整ったら、インフォメーションカウンターのスタッフがモスクの中に案内してくれます。
- モスクの中での注意点は以下の通り
- 入口で靴を脱ぐ(靴下は着用可)
- 異性に触れない(お祈りのためにお清めした人が異性に触れてしまうとまたお清めし直さないといけなくなるため)
- お清め所内部、お祈りのスペース(絨毯エリア)には立ち入らない
- お祈り中の方の写真を許可なく取ったり、お祈りの邪魔をしたりしない(モスク内部は撮影可)
- 大声で騒がない
- 飲食物を持ち込まない
日本ではなかなか見る機会がないイスラム教のモスク。コタキナバルではモスクのスタッフもお祈りに来ている人たちも異教徒の観光客を温かく迎えてくれますので、イスラム教に対する理解を深める良い機会になると思います。
この写真に写っているのはみなさん日本人見学客。ガウンを着てすっかりモスクになじんでいます
■Kota Kinababalu City Mosque
住所:Jalan Tun Fuad Stephen, 88450 Kota Kinabalu
アクセス:コタキナバル市街地からタクシーで約15分
見学時間:金曜以外の8:00~12:00、14:00~15:30
入場料:無料(ガウンレンタル料3リンギット)