コタキナバル/コタキナバルの観光・アクティビティ

コタキナバル市立モスク

コタキナバルを代表する美しい建物、市立モスク。観光客にも解放されており内部を見学することができます。モスクへの行き方や見学方法、見学時の注意点などをご案内します。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド

コタキナバルのランドマーク、コタキナバル市立モスク

モスク全景

駐車場側から見た市立モスク。美しい写真を狙いたい方は水辺を挟んだ道路側から撮影すると水面に反射したモスクの姿が入ってより綺麗です

風光明媚なリカス湾の海沿いに建つコタキナバル市立モスク。白い壁と青いドームがコタキナバルの青空やヤシの木の緑にとても映えて、南国らしいムードを感じさせるモスクです。周りを水に囲まれた水上モスクでもあります。

観光客の見学も広く受け入れており、コタキナバル市内の他のモスクと比べても、この市立モスクが一番見学の手順や案内がきちんと整えられているので、見学に訪れるにはおすすめのモスクといえます。

街から車で15~20分程度離れた場所にあるため、タクシーを往復チャーターするか、街からタクシーで北方面に行くついでにちょっと寄ってもらうかが一般的ですが、安くあげるなら街のバスターミナルからリカス(Likas)方面行きのバスに乗ってモスクの前で降ろしてもらうという方法もあります。

市立モスク内部の見学手順と注意点

カウンター

観光客のためのインフォメーションカウンター(受付カウンターは写真の建物の中)。内部の見学をしたい方はまずはこちらへ

モスクに着いたらまずは駐車場脇にあるインフォメーションセンターで内部の見学が可能な時間帯かどうかを確認しましょう。

看板に書かれている見学時間は「金曜以外の8~12時と14~15時半」となっていますが、実際はそれ以外の時間帯や金曜日でもお祈りの時間と重ならなければ中に入れてもらえます。お祈りの時間は毎日若干異なりますので、まずはインフォメーションカウンターのスタッフに確認してみて下さい。

そちらでOKがもらえたら、インフォメーションカウンターの奥で女性はガウンとスカーフをレンタルして着用します。男性も半ズボンの場合はガウンをレンタルしないといけませんが、長ズボンを着用していたらレンタルは任意です。レンタルはかぶり物含めてひとり一式3リンギット。約100円ですから、せっかくなら男性もレンタルして着用してみることをおすすめします。ガウンにトゥドンと呼ばれるスカーフやソンコと呼ばれる帽子をまとった姿でモスクを背景に写真撮影すれば、思い出の一枚になること間違いなしです。

服装の準備が整ったら、インフォメーションカウンターのスタッフがモスクの中に案内してくれます。

  • モスクの中での注意点は以下の通り
  • 入口で靴を脱ぐ(靴下は着用可)
  • 異性に触れない(お祈りのためにお清めした人が異性に触れてしまうとまたお清めし直さないといけなくなるため)
  • お清め所内部、お祈りのスペース(絨毯エリア)には立ち入らない
  • お祈り中の方の写真を許可なく取ったり、お祈りの邪魔をしたりしない(モスク内部は撮影可)
  • 大声で騒がない
  • 飲食物を持ち込まない
異教徒が立ち入れないエリアもありますので、案内係の指示に従ってモスク内を見学して下さい。見学が終わったらインフォメーションカウンターに戻ってガウンなどを脱いで返却して見学終了です。ガウンを脱ぐ前にモスクの外観と一緒に写真を撮るのも忘れずに。

日本ではなかなか見る機会がないイスラム教のモスク。コタキナバルではモスクのスタッフもお祈りに来ている人たちも異教徒の観光客を温かく迎えてくれますので、イスラム教に対する理解を深める良い機会になると思います。
内部

この写真に写っているのはみなさん日本人見学客。ガウンを着てすっかりモスクになじんでいます
 

<DATA>
■Kota Kinababalu City Mosque
住所:Jalan Tun Fuad Stephen, 88450 Kota Kinabalu
アクセス:コタキナバル市街地からタクシーで約15分
見学時間:金曜以外の8:00~12:00、14:00~15:30
入場料:無料(ガウンレンタル料3リンギット)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます