メキシコのクリスマス期間限定料理を味わおう
1月6日に、パン・デ・ロスカを切り分ける姿
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12月から1月、クリスマスから年始までの料理
■バカラオ・ア・ラ・ビスカイーナ Bacalao a la vizcainaバスク自治州のビスカヤ県風の料理。塩鱈をじゃがいもやオリーブ、チレ・ラルゴ(辛みの少ない白っぽいチレ)などとともに、じっくりトマトソースで煮込み、仕上げにアーモンドのスライスやパセリを加えます。バゲットと一緒に食べたり、サンドイッチにするのも美味しいです。
ロメリートス
パボ・ナビデーニョ (C) mexicodesconocido.com.mx
ロモ・ナビデーニョ (C)kiwilimon.com
ポンチェ
1月上旬、「東方の三賢者の日」のためのパン
■パン・デ・ロスカ Pan de Rosca1月6日の「東方の三賢者の日」のための大きな輪のかたちをしたパン。ドライフルーツの砂糖漬けや、アテというマルメロ(カリン系の小さなフルーツ)、グアバや桃を煮詰めて固めたもので飾られ、バターや卵がたっぷり入っていて甘いです。チョコラテとともにいただくのが定番。パンのなかには、イエスの子どもの頃の姿を象った小さな白い人形がいくつか入っていて、みんなでパンを切り分けるときにその人形が当たってしまった人は、2月2日の聖燭祭の日に、その場にいる全員分のタマレス(メキシコ版ちまきのような軽食)を奢らねばなりません。まるで、人形が当たるのが、罰ゲームのようですが、本来は「人形が当たったひとは、その年の幸運に恵まれる」といわれています。
メキシコ全国のパン屋や洋菓子店で販売され、だいたい1月初めから1月10日くらいまで売られています。レストランでも扱う店が多いです。