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バーでの英会話! 海外旅行先で覚えておきたい英語フレーズ

バーでの英会話には、レストランと違った独特の慣習やマナーがあります。ふだん和製英語と気付かずに使っている表現もたくさんありますので、ビールの注文方法など、これだけは覚えておきたい必須英語フレーズをここで予習してから海外旅行に出かけましょう!

小島 由美香

執筆者:小島 由美香

トラベル英会話ガイド

バーでの英会話

バーでの英会話

まず、バーに入る際の注意から。アメリカなどでは特に、アルコール売買の際に年齢確認が厳しく行われています。一般に若く見えると言われるアジア人については、入店(またはオーダー)の際に身分証明書を見せるよう言われることもありますので、パスポートや国際免許証などを携行するのを忘れずに。

“Can I see your ID?”
「身分証明書(Identity Document)を見せてください」

日本の運転免許証のように生年月日が年号で表示されているものは使えません。西暦で書かれているものを用意しておきましょう。
 
<目次>
   

バーでの英会話1. 最初に支払い方法を決めてから注文

バーなどでオーダーするときに最初に聞かれるのが支払い方法についてです。カードでも現金でもかまいませんが、ウェイターがオーダーを取りにくるスタイルではない場合が多いので、知らないとあたふたすることも。

“Would you like to open a tab? ”
「(カードに)つけておきますか?」

“tab” は、“(つけ払い)の勘定” という意味なので、“open a tab” で、“つけ払いを開始する”というような意味になります。最初にクレジットカードをバーテンダーに預け、オーダーごとにそこへ代金が加算されていく仕組み。2人以上のチャージをまとめて払いたい場合は、同じく“tab” を使ってこのように言うことができます。

“Please put it on my tab. ”
「それも私の勘定につけておいてください」

最後に清算をするときは、“tab” を使っても使わなくてもOK。下記のいずれの言い方でも通じます。なお、会計の際には15~20%(アメリカの場合)を上乗せすることを忘れずに。

“I'd like to close the tab.”
“Can I get a check? ”
「勘定をしめてください」
「お勘定してください」

また、オーダーごとに現金精算するという手もあります。その場合は、ドリンクごとにチップを上乗せして支払うのがマナー。10ドル以下のドリンクなら1~2ドル、それ以上なら2~5ドル(アメリカの場合)をお札で渡すのがスマートですが、おつりをすべてチップにする、またはチップを差し引いた残りをおつりでもらう、ということも可能です。

“I don’t need change. Thank you! ”
「おつりはとっておいてください。ありがとう」

“Please give me $5 back. ”
「5ドルおつりをください(=あとはチップとして取っておいてください)」

スマートなチップの渡し方については、チップの英語での言い方・渡し方!レストランでの英会話例文もご覧ください。

バーでの英会話2. ところ変われば……ドリンクメニュー英語版

同じメニューでも表現が少し違ったり、普段、英語での綴りを見たことがない場合に間違いやすいものを集めてみました。いずれも、“Can I have~?” や“I will have~.” などのあとに続けて言えばOKです。

“Gin and Tonic”
「ジントニック(“and” が必要)」

“Vodka Tonic”
「ウォッカ(発音は“ヴァッカ”)トニック(“and” が不要)」

“Xxx on ice”
“Xxx on the rock”
ともに「xxxをロックで」

“Xxx with water”
「xxxの水割り」

“Xxx with water on the side”
「xxxと水を別のグラスで」

“Neat xxx”
「xxxをストレートで」

“Mojito”
「モヒート(スペイン語の単語のため、綴りを見ても分かりにくいですね)」

“Moscow Mule”
「モスコミュール(発音は“モスコーミュール”)」

“Bloody Mary”
「ブラディマリー(発音は“ブラディメアリー”)」

バーテンダーとの会話を楽しみたい方は、好みを伝えてオリジナルカクテルを作ってもらうというのもいいですね。

“Do you have any specialty drinks?”
「スペシャルティ(おすすめ)ドリンクはありますか?」

“I’d like something fruity and not too sweet with vodka. ”
「ウォッカベースで、フルーティでもあまり甘過ぎないものを何か作ってもらえますか?」
 

バーでの英会話3. アメリカはビールのサイズも特大!

欧米では自家醸造をしているビアバーもよく見かけます。その場合は、ぜひ生ビール(draft)を試したいところ。グラスのサイズは日本のものより大きめのことが多いのでご注意を。

“Pint glass (16 oz) ”
「パイントグラス(16オンス)」

もっともポピュラーなサイズですが、1パイント(=16 oz )は約473mlもあります。12 ozや10 ozと書かれているものがあれば、缶ビール1本分かそれより少なめということになりますね。

“What local beers do you have?”
「このあたりの地ビールは何がありますか?」

そのお店やエリアでしかめったに手に入らない地ビールもありますので、お店の人におススメビールを聞いてみてください。

バーでの英会話4. ワインのオーダーはブドウの種類を指定

カウンターでグラスワインをオーダーする際は、ワインリストから特定の銘柄のボトルを選ぶのとは異なり、ブドウの種類だけを特定してオーダーするのがスマートです。

“I will have a glass of Cabernet (Sauvignon).”
「カベルネ(ソーヴィニヨン)をグラスでください」

シャンペンの場合は、“sparkling wine” と言うのが無難です。シャンペンとは、スパークリングワインの中でもフランスのシャンパーニュ地方で作られたものだけを区別する呼称のため、それ以外の産地のものは“sparkling wines” となります。

少し上級者向けですが、『こんなタイプのワインが飲みたい』と言いたい場合は、下記のように言ってみましょう(xxxを、好みに応じて下記の形容詞に入れ替えてください)。

“Can you recommend xxx red/ white?”
「xxxな赤(白)ワインが飲みたいのですが何がいいですか?」

<xxx に入る代表的な表現>
“low-tannin”
「酸味の低い」

“dry”
「ドライ(辛口)の」

“sweet”
「甘口の」

“crisp”
「さっぱりした」

“earthy”
「土の香りのする」

“full-bodied”
「フルボディの、濃厚な」

“fruity”
「フルーティな、香り豊かな」

“rich”
「芳醇な」
 

バーでの英会話5. お通しは日本特有!おつまみはメニューから注文

写真は、ジャングルをテーマにしたバー。海外ではこのようなカジュアルなバーが主流なので、気軽に楽しもう

写真は、ジャングルをテーマにしたバー。海外ではこのようなカジュアルなバーが主流なので、気軽に楽しもう!

日本では、バーや居酒屋ではお通しの小皿が出てくることが多いですが、海外ではまずそのようなことはありません。おつまみを頼みたいときは、フードメニューをもらうのが確実です。

“Do you have a bar food menu?”
「フードメニューはありますか?」

“Can I get some appetizer?”
「アペタイザー(前菜)は何かありますか?」

海外のバーはカジュアルなものが多く、ドレスアップして気取る必要はありません。肩の力を抜いて気軽に楽しみましょう。

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