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思い込みダイエットの効果とは?太らないと思って食事する

食事をする際に「これ太るかな?」「こんな時間に食べたら太るかな?」なんて葛藤や罪悪感が出て、ダイエットのために本来食べたいものを我慢していませんか? 今回は、そんなストレスが心と体に与える影響や、思い込みでどれだけ太りやすくなるのかを解説していきます。

土井 千春

執筆者:土井 千春

簡単ダイエットガイド

思い込みダイエットって? 太らないと思って食べることが大事

太らないと思って食べる「思い込みダイエット」とは?

食べてしまう罪悪感

何かを食べたり、飲んだりするときに、ダイエット中は勿論、ダイエット中でなくても自然と「あ、これ太るかな?」とか「こんな時間に食べたら太るかな?」など、様々な葛藤やちょっとした罪悪感が出てきますよね。しかし、そんな葛藤や罪悪感を全て断ち切って食べたほうが太らないのです!

なぜ、葛藤や罪悪感を断ち切って食べた方が太らないのかについてこれから紹介していきます。

まずは、「罪悪感」が実はすごいストレスになっているということです。「ストレス太り」という言葉を皆さんはよく耳にすると思います。

1つはストレスにより分泌されるホルモンが直接肥満の原因となる場合、もう1つはストレスにより過食などの行動に繋がる場合とがあり、脳とホルモンの関係で、ストレスは実際に色々な肥満効果をもたらしているのです。
   

ストレスホルモンとも呼ばれる「コルチゾール」の及ぼす影響

コルチゾールは、ストレスにより分泌されるホルモンの代表です。コルチゾールが及ぼす影響をご説明します。

■免疫機能の低下
血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下をもたらします。また、脂肪の合成を促す働きがあるため、肥満を促進します。

■成長ホルモンの分泌の低下
体内の成長ホルモンの分泌量が減少し、その影響で脂肪燃焼が妨げられ脂肪が溜まります。成長ホルモンは若返りホルモンとも呼ばれ、分泌量が低下することで肌も荒れてきます。

■筋肉量の減少
筋肉量が減る原因は大きく分けて2つあります。
1つはコルチゾールにより筋肉が糖に分解される現象、もう1つはタンパク質(筋肉)の合成が阻害され筋肉が増加しないという現象です。筋肉量の減少により、中心性肥満(胴体の中心に脂肪がつく肥満の形態)の症状がでることがあります。

■水分代謝の低下
水分代謝とは汗や老廃物を水分により体から排泄することですが、コルチゾールは抗利尿ホルモンなので、水分の排出を阻害します。すると、体内に水分を溜め込むようになり、腸に必要な水分がいかなくなると便秘にもなります。

■インスリンの過剰分泌
ダイエッターにとって「むくみ」「脂肪蓄積」は絶対に許せないですよね!
ダイエットには「エネルギー代謝」と「水分代謝」が活発であることが非常に重要です。

しかし、ストレスにより足りなくなった糖分を脳に供給しようとして、コルチゾールが分泌されると、筋肉が分解されブドウ糖に変わる新糖生という現象が起こり、血糖値を上昇させます。

血糖値の上昇により、インスリンが過剰分泌され、行き場を失ったブドウ糖は、脂肪細胞(とくに内臓脂肪)へと蓄積されることになります。

筋肉は血液やリンパ液の代謝を上げますから筋肉量が減ると老廃物の排出システムが妨害されます。そこに水分の排出自体を阻害する作用と重なり、不要な水分や老廃物が滞りむくみになります。ストレスは一生懸命なダイエッターほど強くそれが原因で逆効果になるのです。
まさに悪夢のサイクルとなります。

ストレス→コルチゾール分泌→むくみ・脂肪蓄積→ストレス……というような。
 

ストレスによる行動への影響

■セロトニン分泌量の低下/不足
セロトニンとは幸せのホルモンともよばれる、脳の神経伝達物質です。セロトニンにはストレスを軽減してくれる働きがありますが、ストレスが長期でかかると大量に消費され不足してしまいます。 甘い物に含まれるブドウ糖は、セロトニンの生成を助ける働きがあります。ストレスでセロトニンが不足してくるとそれを補充するため、無意識に甘いものが欲しくなったり、過食に繋がったりします。
食べても食べても満足感を得られなくなるとも言われてます。

■自律神経の乱れ
ストレスは自律神経にも大きく影響します。ストレスがかかると交感神経が刺激され、視床下部にある摂食中枢を刺激し、過食に繋がります。
 

ダイエットの大敵となる罪悪感(ストレス)と決別するために……

ダイエットストレスと決別!

ダイエットストレスと決別!

ダイエットにどんなイメージをもたれますか?実際は辛いとか続かないというマイナスのイメージが強いと思いますが、冒頭で述べた通り、頑張りすぎは結局ストレスに繋がるので楽しく、良いイメージで行うことをお勧めします。

つまり、ダイエットの成功には罪悪感(ストレス)を感じなくすることが大切です。実際にストレスフリーの状態で食べた場合には「アレ?あんな食べたのに痩せてる」なんてことも意外とあるものなのです。

つまり、「食べても太らない」と思い込むことで、罪悪感を感じなくするのが一つのやり方ではないでしょうか。実際にこの「食べても太らない」という思い込みがどれだけ効果があるということを説明していきたいと思います。

■思い込みの影響
美味しく食事しよう

美味しく食事しよう

痩せている人に限って、好きなものを気にせず食べている傾向ってありますよね。痩せている人は食べる時に太ると思って食べていません。「病は気から」という言葉があるように、人の身体は思い込みにより良い影響・悪い影響を受けます。

実際に「プラシーボ効果」という科学的に証明されているものがありますが、太らないと思い込んで食べること」はダイエットに非常に密接な関係があります。

■プラシーボ効果
実際は薬効成分を含まない(偽薬)を薬だと偽って投与された場合、患者の病状が良好に向かうような、治療効果を言います。

想像妊娠もこの効果の一つです。実際に妊娠していなくても、お腹が出てきたり、つわりなどの症状が出たりもします。また、ノンアルコールでもお酒と思い込んで飲むと酔っ払ったりと人間の思い込みは実際に心と身体にリアルに影響を及ぼします。

また、女性の想像力は男性よりも強いため、まさに「私は太らない」と思い込み続けて食べることが非常にダイエット効果を生み出します。頭の中でイメージを膨らませることで、脳が反応して身体に色々な成分を分泌します。

アスリートも実際に自身の最善の形を常に思い浮かべて練習します。こういった思い込みもトレーニングの一貫としてやっているので、ダイエットに使わない手はありません。
 

ストレスフリーで楽しい食事を!

ストレスフリーな食事を

ストレスフリーな食事を

ストレスを溜めずにポジティブに楽しいダイエットでないと続かないですよね!

私達の意識の中に普段自分でも自覚できる顕在意識(表面的な意識)と、自分でも自覚できない潜在意識(無意識)があります。

潜在意識の割合は90%といわれてますから、半信半疑ではなく心の底から葛藤、罪悪感を捨てて、潜在意識のレベルで太らないと思えるほど楽しい食事にしてみてください。

実際にはストレスが全くない人も少ないでしょうし、意識をガラリと変えることもいきなりは難しいかもしれません。しかし、人間は食べたいと身体が欲したものは心と身体が求めている栄養素なのです。ケーキがどうしても食べたいのに、太るかな?と思って、違うもので代用したって心の満足にはなりません。そういったときは思う存分気にせず食べて、ストレスも溜めずに心を満足させることがダイエットへの近道です。

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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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