常備する食材の数を決める
どれだけ自炊できるかは人それぞれ。食材の量よりも数で買うように決めておくと、買いすぎない
■野菜
賞味期限があるわけではなく、日持ちしないものも多い野菜。野菜によって保存できる期間は違いますし、大きさも違うため、ルール化しにくいですが、「冷蔵庫の中には5種類以上の野菜は置かない」というように数で決めてしまうのもひとつの手です。買い足すときも、それ以上は増えないように気をつけて。
あまり増えてしまうと、当然一人では食べ切れなくなり、冷蔵庫の中を把握しきれなくなります。数を増やさないことで、使い切ろうという意識も高まります。
■肉・魚
肉や魚は冷凍できるものが多いため、一人暮らしでも保存しやすい食材です。ただし、冷凍したところで満足して、何ヵ月も経ってから発掘される……なんてことのないように注意しましょう。
野菜同様、冷凍しておくのは「肉なら3種類まで」「魚なら2種類まで」と数を決めておくのがおすすめです。
■冷凍・缶詰・レトルト・乾物
日持ちのする冷凍食品や缶詰、レトルトや乾物などは、一人暮らしの自炊にぜひとも上手く取り入れてほしい食材です。ただし、いくら日持ちがするといっても、買いこみすぎはNG。よく使うものを1種類ずつ備えておくのがいいでしょう。
日持ちする食材と、しにくい食材を組み合わせる
前項目で「常備する食材の数を決める」とお話しましたが、全部日持ちがせずに数日内に食べ切らなければならないと大変です。例えば、じゃがいもは時期や保存状態にもよりますが、数ヶ月置いておいても食べられることがあります。一方、ほうれん草などの葉物は数日内に食べ切らないと、傷んできます。特に野菜は、日持ちするものと、しにくいものを組み合わせて買うと、一気に全部の食材を食べ切らなければならない事態が防げます。
鮮度の高いものを見分ける
見切り品は安いことがあるけれど、その日のうちに食べ切れないなら、鮮度の高い方を選ぶこと
次のページでは、長く保存するための買い物術をお伝えします>>