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満足度が高い廉価ルータ比較 2013年・秋版(2ページ目)

ともすると高性能の無線ルータに目が行きがちだが、ここは廉価ルータの動きにも注目してみよう。今回は、「満足度が高い廉価ルータ比較 2013年・秋版」と題して最近話題の廉価機種を徹底比較してみたい。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

筐体のサイズ

筐体のサイズ

筐体のサイズ 左上から順に
AtermWG300HP     AtermWR8165N
Buffalo WHR-300HP2  I-O DATA WN-G300R
となっている。

筐体のサイズは、机の上に載せて気軽に利用できるかという点で、実際に使ってみると気になる要素ではある。

上の写真を見れば一目瞭然だ。AtermWR8165Nが一番コンパクトになっている。ただ、この機種だけスタンドがなく、立てる場合は筐体の底面がスタンド面になる。一応広めになっているので立てることはできるが、LANケーブルを複数接続すると多少不安定にはなる。

なお、筐体が小さいのでAtermWR8165Nだけ有線LANを接続するポートが3ポートとなっている。ほかの機種は4ポートだ。とはいっても、スイッチングハブを増設すればLANポートを増やすことは簡単だ。インターネットを接続するWANポートは、当然どの機種も1ポートある。

セットアップのし易さ

初心者の方にとってセットアップが簡単かは気になるところだ。買って来ていきなり「サポートに電話しなくては!」では困る。その点、どの機種もQRコードを専用のアプリで撮影して設定することができる。

一例としてI-O DATAのWN-G300RとiPhone5の接続設定を紹介しよう。ものの数分あれば設定が完了する。
(1)AppStoreで専用アプリ「QRコネクト」をダウンロードする。
(注)Android対応のアプリも用意されている。
(2)アプリを起動して製品に添付されているQRコードを読み取る。
QRコネクト

QRコネクト

あとは画面に表示される指示に従って行けば簡単に設定が完了する。

Wi-Fiで接続するには、iPhoneの「設定」で「Wi-Fi」を選択し本機種のESS-IDである「AirPort**」を選択するだけだ。暗号化の情報は、先に設定済みなので複雑な暗号化キーを入力する画面は表示されない。
iPhoneのWi-Fi設定

iPhoneのWi-Fi設定

ただ、本機種WN-G300RとAtermWG300HPは、QRコードが別のシールに印刷されているので問題はないが、AtermWR8165NとBuffalo WHR-300HP2は、筐体に貼りつけてあるシールに直接印刷されている。

家庭内で利用するのであれば、特に問題はないが、不特定多数が行き来する環境で利用する場合は、暗号化キーを容易に読み取られないような工夫が必要だろう。
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